技術系の最高峰の資格で国家資格である技術士の一次試験に合格すると、技術士協会にお金を払うことで技術士補として登録をすることができます。
本記事はその技術士補に登録をすることで得られるメリットについて紹介していきたいと思います。
技術士補とは
技術士の一次試験である択一の筆記試験に合格しても、技術士試験のスタートラインに立ったというような状況です。技術士になるにはこれからが長い道のりです。技術士一次試験に合格して、実務経験を四年積んで、ようやく技術士の二次試験を受ける資格を得ることができるようになります。
そんな技術士ですが、技術士一次試験に合格すると、技術士を補佐する立場として技術士補に登録することができます。
技術士補に登録をしていないと正式には技術士補を名乗ることができないという状況で、登録せずに経歴書などを書く場合は、技術士一次試験合格という風に書かなければならないこととなっています。
技術士補に登録することで得られるメリット
技術士補に登録することで得られるメリットについてですが、記事のタイトルにもなっている通り、現状メリットはないと思ってもらって大丈夫です!
というのも、技術士補に登録して技術士の下で研鑽を積むということになるのですが、これを行ったからと言って、技術士二次試験で優遇されたり、二次試験を受けるまでの期間が短くなったりというメリットは一切ありません。
登録をしていなくても、普通に技術士補登録をした人たちと同じように二次試験を受けることができるようになります。
普段の仕事などにおいても技術士補だからと言って優遇されるようなことはないので、やっぱりメリットはないかなと思います。
唯一得られるメリットとしては、名刺に技術士補と書けることくらいです。といっても技術士補だからと言ってそれを評価してくれる人はほとんどいないので、まあ部門を併記することで自分の専門分野を示すぐらいしかできないわけです。
そのためだけに登録するというのは…
あまり必要ないですよね。
というわけでわざわざ技術士補として登録する必要はないのです。
技術士補に登録するデメリット
技術士補に登録することによるデメリットはもちろんないのですが、登録するまでの過程でお金がかかったり、結構登録が面倒だったりというのがあるのでこちらも紹介しておきたいと思います。
まず技術士補に登録する登録免許税として15000円、手数料等として6500円が必要となります。これに加えて登録のための書類を郵送するお金が必要となります。
金額にすると総額で、2万2千円くらい必要となります。
登録するメリットが全然ないのにいくらなんでも高すぎますよね…
そして登録にも、指導者となってくれる技術士の方の資格証などを添付しなければならないため結構面倒で手間がかかります。
なのでやっぱり登録する必要ないかなと思います。
技術士補登録のメリットまとめ
説明してきました通り、技術士補に登録するメリットはないので登録の必要はないでしょう。
私の知らないところで、登録するとこんなメリットがありましたよというのがあれば、コメントで教えていただけますと幸いです。
いずれにせよ、技術士補に受かっただけではあまり意味がないので、早く技術士になれるよう頑張って勉強や技術の研鑽を積んでいってください。
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