技術士一次試験(環境部門)の勉強方法とおすすめ参考書紹介!

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本記事では、技術士の一次試験(環境部門)について勉強方法とおすすめの参考書を紹介していきたいと思います。

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技術士とは

技術士は公益社団法人日本技術士会が管理している文部科学省所轄の国家資格です。
全部で21の技術部門があり、科学技術に関するほとんどすべての分野がカバーされています。技術士の資格を持っていると国や地方自治体が発注する業務を受注することができ、その業務の責任者である監理技術者として業務に従事することができます。

そのため、環境コンサルタントや建設コンサルタントで技術士の資格を持っていると非常に重宝され就職でも有利になります。
難関資格ではありますが、是非取得を目指して頑張ってみてください。

技術士に似ている資格として建設コンサルタンツ協会が管理運営している資格としてRCCMという資格があります。RCCMと技術士の資格の違いについては以下のページで解説していますのでよかったら読んでみてください
https://crepsley.net/rccm-technician/

本記事では、その一次試験である技術士一次試験の環境部門に焦点を当てて勉強方法やおすすめの参考書を紹介していきたいと思います。

技術士一次試験の概要

技術士一次試験の内容

技術士一次試験は基礎科目、適性科目、専門科目の3科目で構成されています。
基礎試験は科学技術全般に関する基礎知識、適性科目は技術士法に基づく技術士の適性を図る内容、専門科目は全21部門のうち自分が選択した科目(今回は環境部門)についての基礎知識を問う問題となっています。

技術士一次試験の合格率と難易度

技術士一次試験の合格率は、直近の過去5年間では、37.8%~51.4%の間で推移しています。
平均は大体45%といったところです。

基礎科目は高校卒業程度の学力があれば十分合格できると思います。ただ少し毛色の変わった問題も出るので、過去問などでの対策は必須です。

適性科目は、自動車免許の筆記試験が一番近いかなという印象です。
割と常識的な感覚で答えればほぼ全問正解できるので簡単といっていいでしょう。

最後に専門科目ですが、こちらは意外と難しい問題も出題されるため、それなりに難しいです。
技術士一次試験は科目ごとに合格点が設定されているため、一科目だけでも点を満たしていないと不合格になってしまうため、科目ごとにまんべんなく対策が必要となってきます。
専門科目の点が足りず不合格になってしまう方が一番多いかと思いますのでここはしっかり準備しておく必要があります。

技術士一次試験(環境部門)の勉強方法とおすすめ参考書

それでは、技術士一次試験の勉強方法とおすすめの参考書などについて、科目ごとに紹介していきたいと思います。

基礎科目

基礎科目・適性科目は問題集・解説集として書籍が発売されているのでそれを購入して勉強するのがおすすめです。

基礎科目は以下に示す1群~5群で構成されています。

  • 1群 設計・計画に関するもの
  • 2群 情報・倫理に関するもの
  • 3群 解析に関するもの
  • 4群 材料・科学・バイオに関するもの
  • 5群 環境・エネルギー・技術に関するもの

問題を見てみると結構難しいのでこんなの解けないと思ってしまうかもしれませんが、意外と大丈夫です。というのも、1群につき6問出題されていますが、このうち3問選択して回答すればオッケーだからです。つまりは半分しか答えがわからなくても点としては満点とれるということになります。
合格点は6割なので、半分解けるのを目標に準備していきましょう。

まずは過去問を一通り解いていって、正答率の低い群について、重点的に勉強していくのがおすすめです。また、テスト中はまず問題をすべて確認して、解けそうな問題だけを解いていきましょう。それで最後まで解き終わって時間が余っていたら、解いてない問題を振り返り計算してみてこっちのほうが自信あるなという答えにたどり着いたら、選択の問題を変えるという風にするのがおすすめの解放です。

以降では群ごとに対策方法を紹介していきます。

1群 設計・計画に関するもの

こちらは、電子設計や機械設計に関する問題が出題されます。環境分野の方々にとっては全く馴染みのない分野で、高校生や大学生の勉強では取り扱わないような内容が多く出題されます。
一見すると結構難しく感じますが、毎年似たような問題が出題されることと計算問題はほとんどなく知識で溶ける問題となっているので、過去問をしっかり解いて3問全部正当できるように準備していくのがおすすめです・

2群 情報・倫理に関するもの

ここでは、情報セキュリティ系の内容や、数A、数Bに近い内容が出題されます。
数学が得意な人は結構点が取りやすいところだと思いますが、苦手な人には結構きついところです。
情報系の知識問題だけでも確実に正解できるように対策していくのも一つの手段かなと思います。

3群 解析に関するもの

こちらは結構がっつり数学の問題となっているのでなかなか逃れられない群となっています。数学の中でも数Ⅰ、数Ⅱの内容が出題される感じです。物理学の計算問題も出題されますが、私は物理をまったく勉強したことがなかったので、完全に捨てて数学の問題だけでも解けるように勉強して準備しておきました。

4群 材料・科学・バイオに関するもの

こちらは、化学や生物に関する問題が出題されます。メインは化学と思っていたほうがいいかと思います。生物といっても生物化学的分野の内容で、遺伝子などに関する分野の内容が出題されます。高校で化学を勉強していた人であれば割と点が取りやすい分野だと思います。

化学をやっていなかった人であっても、暗記で結構対策ができる問題群なので、点を伸ばしやすい傾向があります。しっかり対策していきましょう。

5群 環境・エネルギー・技術に関するもの

こちらは環境やエネルギー系の内容の問題が出題されます。
こちらは皆さん得意分野なのであんまり紹介はいらないかと思いますが、割と点が取りやすい問題群となっています。
環境やエネルギーに関する出題も日々のニュースを見ていることで溶ける問題が多かったり、過去問を解いていることで解凍できる問題も多いことから対策がしやすい問題群です。

適性科目

続いては適性科目です。
適性科目は最初にも説明したとおり、自動車の運転免許の際の筆記試験に似ているような雰囲気の問題が出題されています。

まったく勉強していなくても正解だと思うものを感覚的に答えてもほぼ満点がとれるかと思います。
とりあえず過去問と数年分といてみて問題なく合格点が撮れるようであれば特に勉強する必要はないかと思います。
合格点が撮れなかった場合でも、毎年似たような問題が出題されるので、過去問をしっかり覚えておけば合格点を超えることができると思います。

専門科目(環境部門)

専門科目は環境全般に関する問題が出題されます。
こちらも問題集を購入して周回して勉強するのがおすすめです。

専門科目も35問中25問を選択して回答する形式となっています。

環境部門はSDGsに代表されるような時事問題が多いため、しっかりと準備して勉強しておかないとなかなか合格点到達は難しいです。日ごろからニュースをみたり、環境省の環境白書の概要などに目を通すのも勉強方法として非常に有効なのでぜひ取り組んでみてください。

まとめ

技術士の資格は持っていると就職などで有利になるのでおすすめの資格です。
まずは、その資格を取得するために一次試験の合格を目指して勉強を頑張ってみてください。

技術士の資格のほかにもRCCMという技術士によく似た資格があります。
こちらも是非取得を目指してみてください。

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