バードウォッチングをするなら、鳥の種類を見分けられたほうが面白いですよね。
鳥の種類がわかるようになると珍しい種類が見れた時の感動がとてつもないものとなります。
鳥の名前を調べるのに絶対必要になってくるのが、鳥の図鑑です。
鳥の図鑑と言ってもたくさん種類があってどれを買えばいいのか難しいです。
最近では鳴き声を聞くことのできる図鑑もあります。
そこで、おすすめの野鳥図鑑をご紹介していきたいと思います。
おすすめの野鳥図鑑の選び方
野鳥図鑑を選ぶときにポイントになってくるのは図鑑です。
初心者がいきなり全種図鑑などを買ってしまうと、難しくなってしまいます。
というのも、全種図鑑には亜種や○○型、迷鳥といった普段ほとんど見かけることがないであろう鳥の形態や種類まで掲載しています。
なので、慣れていないと調べづらく余計に悩んでしまいます。
最初はハンドブック程度のレベルのものを購入するのがおすすめです。
ハンドブックであっても300種類以上掲載している図鑑であれば、普段見ることのできる鳥の9割は種類を調べることができます。
なので、初心者はハンドブックレベルの掲載種数の少ない図鑑を購入することをお勧めします。
反対に上級者になってきたら、全種図鑑を購入することをおすすめします。
全種図鑑があればより正確な識別をしていくことができます。
また鳥の分類群や生息場所などで分けている、専門的な図鑑もおすすめです。
分類群に特化しているためより正確な識別を可能にしてくれます。
初心者~中級者におすすめの野鳥図鑑
日本の野鳥識別図鑑
日本で身近にみられる野鳥約460種が掲載されています。
迷鳥などの見る機会がほとんどないような稀種は、あえて載せないことでわかりやすいシンプルな図鑑になっています。
掲載種が多すぎると混乱して難しく考えすぎてしまうので、最初の一冊としてはこのぐらいのレベルのものがベストでしょう。
初心者の方は迷ったらとりあえずこちらを購入するのがおすすめです。
ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
掲載種は、324種の野鳥図鑑です。
日本の野鳥識別図鑑に比べてさらにシンプルで初心者向けの図鑑となっています。
鳥の見分け方だけでなく、行動や生態、探し方まで紹介しています。
さらに鳴き声も聞くことができるので、鳴き声だけでの識別もできるようになります。
新版 日本の野鳥 山溪ハンディ図鑑
こちらの図鑑は全種類は網羅していないものの、掲載種が520種と多く中級者向けの図鑑です。
1種ごとの写真が多いので、様々な角度から見ることができ種類の判別がしやすくなっています。
またハンディ図鑑なので、フィールドでも非常に使いやすいです。
ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑
掲載種は287種と少ないものの、普通種はしっかりと抑えています。
非常にわかりやすい図鑑です。
大きさも文庫本サイズのポケット図鑑となっていて、フィールドでその場で調べるのにうってつけのサイズの図鑑です。
ポケット図鑑としては程よいボリュームで非常におすすめです。
鳴き声から調べる野鳥図鑑—おぼえておきたい85種
こちらは、鳴き声に特化したCD付きの図鑑です。
掲載している種類は身近な種類が85種類と少ないものの、鳴き声は250以上収録されています。
普通の鳴き声だけでなく、警戒音なども入っています。
鳴き声にまつわるエピソードなどもあります。
鳴き声で種類がわかるようになれば一気に目当ての鳥を探しやすくなります。
上級者・マニアにおすすめの日本の野鳥全種図鑑
♪鳥くんの比べて識別! 野鳥図鑑670 第2版
日本の野鳥全種の図鑑です。
日本で記録されたことのある種類だけでなく、見ることのできる可能性のある種まで網羅しています。
似ている鳥、識別の難しい鳥を中心に夏羽・冬羽や亜種などの写真も加えてわかりやすく紹介しています。
内容はプロ級でちょっと詳しすぎるぐらいの一冊です。
徹底的に勉強していきたい方にお勧めの一冊です。
決定版 日本の野鳥650
こちらも日本の野鳥約660種が掲載されている図鑑です。
先ほどの図鑑より掲載数は減るものの、夏羽・冬羽、亜種などの情報も掲載されています。
先ほどの図鑑より、生態写真が豊富できれいです。
図鑑だけでも見てて飽きないつくりになっています。
種類別・環境別のおすすめ野鳥図鑑
野鳥図鑑には全分類群を網羅したものが一般的ですが、タカの仲間やカモの仲間だけに特化した図鑑も数多くあります。
全種図鑑に比べてより具体的で詳細な情報を得ることができるため上級者向けで、もっと詳しく知りたい方におすすめの図鑑です。
タカ・ハヤブサ類飛翔ハンドブック
タカ・ハヤブサ類に特化したハンドブックです。
タカ・ハヤブサ類は見た目もかっこよく人気の種群です。
ですが、オオタカとハイタカのように似ている種類が多いため、タカ・ハヤブサ類は見分けるのが難しいです。
そこでタカ・ハヤブサ類を見分けることができるようになりたい方には必須の図鑑です。
飛んでいるときの、写真も豊富で、シルエットや模様なども調べることができます。
この図鑑があれば、飛んでいるときでも見分けることができるようになります。
決定版 日本のカモ識別図鑑
日本産のカモ類に特化した識別図鑑です。
カモ類は雌雄で色合いが違い、鳥の中でも見分けるのが難しい分類群です。
なかでも、メスは別種でもぱっと見はほとんど違いがありません。
カモ類を正しく見分けられるようになるためにはなくてはならない図鑑です。
カモメ識別ハンドブック
カモメ類も非常に見分けるのが難しいです。特に幼鳥の頃は特徴が出ないため識別が困難です。バードウォッチャーの中には、カモメが1番見分けるのが難しいという方もと多くいます。
そんなカモメ類の識別におすすめなのがこのハンドブックです。カモメは若い頃と成鳥の時の様子が全然ちがいます。また、群れの中にほかの種類も混じっているため識別の敷居が高いです。他にも特徴が酷似している迷鳥なども多くいます。
このガイドブックでは、迷鳥などの珍しいカモメはもちろんのこと、それぞれの種類での年齢毎の模様や外見の特徴を解説しています。
そのため、若鳥でも見分けられるように出来ています。すぐに見分けられるようになるほど、簡単ではないですが、このガイドブックがあれば充分な知識を得ることができます。
シギチドリ類ハンドブック
シギチドリ類は干潟などをはじめとする水辺に生息する鳥です。
小さくて、ちょっと丸っこいフォルムでとてもかわいい鳥です。
私が好きなのもシギチドリ類です。
シギチドリ類はどれも比較的地味な色合いをしていて、みんな似ています。
そのため分類が難しいので、専門のハンドブックを一冊持っておくのがおすすめです。
日本の鳥550 水辺の鳥
日本の水鳥に特化した図鑑です。
水鳥だけなのにも関わらず、550種類も掲載している非常に優れた図鑑です。
飛翔写真も多く掲載されていて、野外での識別がしやすくなっています。
水鳥に詳しくなりたい方はぜひとも持っておきたい図鑑です。
おすすめの野鳥図鑑アプリ
最近は、スマホのアプリでも野鳥図鑑が沢山出ています。
図鑑のように幅をとらないし、すぐ取り出せてすぐ見れるという、利点もあります。
こちらも是非活用してみてください。
見つけた!野鳥図鑑
こちらの、見つけた!野鳥図鑑というアプリはとても面白いシステムです。
ポケモン図鑑のように、出会った鳥は記録することができます。まだ見た事ない鳥を探してみたいなっていう気持ちに駆られること間違いなしです。
色や大きさ等から種類を簡単に調べることも出来るので初心者におすすめの野鳥アプリです。
野鳥の鳴き声図鑑
日本でよく見られる野鳥 250 種を収録した野鳥図鑑です。さえずり、地鳴きなど鳴き方のバリエーション事の鳴き声が収録されています。
アプリなのでその場で声を確認して聞き比べることが出来てとても便利です。
野鳥を観察しに行こう
図鑑を買ったら、ぜひとも野鳥を観察しに行ってください。
探してみると意外に街中にもたくさんいるので面白いです。
観察に行くなら、双眼鏡は必須アイテムです。
双眼鏡があるのとないのとでは、全然違います。是非ともひとつ買っておいてください。
↓おすすめの双眼鏡こちら
【関連記事】双眼鏡の選び方とシーン別でおすすめの双眼鏡10選
また、本格的に野鳥の種類を調べるならば写真を撮って調べるのがベストです。
素人がその場で識別するのは非常に困難なので、カメラで撮影するのがオススメです。綺麗な野鳥の写真が撮れると楽しいです。
↓おすすめの野鳥撮影カメラ・レンズ
野鳥撮影に必要なおすすめキャノンのカメラ機材を紹介、初心者必見
オススメは山地の開けたところです。
見晴らしがよく探しやすいうえ野鳥の数も多いです。
運がよければ、タカの仲間も見ることができるかも…
あなたもバードウォッチングに出掛けてみましょう。
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