私のお気に入りのレンズはマクロレンズで、最近はマクロレンズばっか使ってます。
マクロレンズで昆虫を撮影するための一番のテクニックはとにかく寄って撮ることです。
それではきれいな昆虫写真を撮るためのテクニックについて詳しく紹介していきたいと思います。
昆虫撮影するならマクロレンズがおすすめ
昆虫撮影をするなら、マクロレンズがおすすめです。
マクロレンズと標準的なレンズを比べてたときのメリットは
- 普通より大きく撮れる
- ピントが合う範囲が狭くよりボケた写真が撮れる
- 接写できる
- 解像度の高いパリッとした写真になる
などがあります。
中でも、接写できて大きくとれるのがポイントです。
つまり小さいものを至近距離で撮影するのに向いているレンズなのです。
マクロレンズはフルサイズ機で90-100㎜ぐらい、APS-Cサイズで60㎜ぐらいのものを選ぶのがおすすめです。
【関連記事】キャノンのおすすめマクロレンズ6選と選び方
というのもAPS-Cで90㎜以上のものですと、至近距離でとることができません。
また、ピントが合う範囲が狭すぎて被写体がぼけてしまうシーンもあります。
近づけないものを撮りたいときは望遠レンズでいいかなって思います。
逆に30㎜ぐらいの焦点距離になると、蝶やトンボなどを撮影するときに、被写体まで近づいて撮影するのが難しいです。
なのでおすすめは60㎜ぐらいです。
ちなみに私はキャノンの純正60㎜マクロレンズを使ってます。
フルサイズ機を使っている方であれば、キャノン純正の100mmマクロレンズがおすすめです。
手振れ補正もしっかりついていて、解像度も抜群なので、このレンズがおすすめです。
昆虫撮影をする際のテクニック
マニュアルフォーカスで撮影する
マクロレンズはピントが合う範囲が狭いので、マニュアルフォーカスで撮影するのが基本です。
特に昆虫撮影なら、眼にバッチリピントを合わせた写真がきれいです!
オートフォーカスで撮影しようとすると、どうしても好きな部分にピントを合わせてくれません。
そのため私はすべて手動でピントを合わせています。
カメラの設定
私は基本絞り優先で撮影してます。
被写体の大きさにもよりますがF値は8前後で撮影することが多いです。
あまり絞りすぎても、高画質で撮影することができないのでそのレンズが一番パフォーマンスを発揮できるF値で撮影することを心がけています。
昆虫撮影となると外で晴れた日にとることが多いので、明るさは十分です。
マクロレンズですと、動いているところは狙えないのでシャッタースピードは多少遅くてもあまり問題ないです。
あとはできるだけISO感度を落として撮影することを心がけてます。
低ければ低いほど画質がいい写真が撮れます。
フラッシュをたいてみる
昆虫撮影するときはフラッシュをたいてみるの効果的です。
昆虫はフラッシュをたいても逃げることはないので、バンバン使って大丈夫です。
色の綺麗な蝶などは、構造色となっていて光の当たり方によって色が変わって見えます。
なのでフラッシュをたいて撮影すれば、違った美しさを体感できるかもしれません。
内蔵フラッシュでも充分、効果がありますが出来れば外付けの外部フラッシュを使うのがオススメです。
内部フラッシュは、フラッシュのスピードが足りないが故に、速いシャッタースピードで撮影したい時には使えないという重大な欠点があります。
また、内部フラッシュは光量が弱いため、シーンによっては十分な効果を得られない場合もあります。
そこで、外部フラッシュ、スピードライトを使う必要があります。
おすすめの外部フラッシュはNEEWERのTT560です。値段は安価なのにも関わらず性能は純正品と変わらないほどです。
とにかく被写体に近づく
昆虫撮影において一番重要なのはこれです!
とにかくできるだけ近いところで撮ったほうがきれいな写真が撮れます。
といっても、蝶とトンボはあまり止まっている時間が長くないので近づくこと自体難しいです。
近づくコツはまず時間帯です。
朝方を狙ってください。
朝と夕方はあまり活発に飛ぶことができないので、断然写真が撮りやすいです。
ただ、夕方は明るさが足りなくなってくるので朝がいいです。
飛び回っていない分姿を見つけるのは難しくなってきますが…
近づき方にもポイントがあります。
とにかく被写体に影をかぶせないことです。
昆虫に自分の影がかぶってしまうと、鳥が来たと思ってすぐ逃げちゃいます。
ただ、写真を撮っているとついつい熱中しちゃって、影を気にしないで近づいちゃいます。
あとは、できるだけ音を立てないようにすることです。
音を立ててもやっぱり逃げます。
この2点を意識するだけで、正面から近づいても意外と逃げません。
昆虫撮影をもっと知りたい方は海野和男さんの本がおすすめです。
昆虫撮影のプロです。
海野さんの写真はとてもきれいなので、作例を見るだけでも十分参考になります。
マクロレンズで実際に撮った昆虫写真の作例
最後に私がマクロレンズで実際にとった昆虫の写真をちょっと紹介します。
アオタテハモドキとリュウキュウアサギマダラは沖縄で撮影したものです。
ミヤマカラスアゲハ
アオタテハモドキ
リュウキュウアサギマダラ
ミヤマカワトンボ
アサヒナカワトンボ
ナミテントウ
全て60mmのマクロレンズでトリミング無しの写真をアップしています。
蝶やトンボなどの飛んで逃げてしまいそうな被写体でも、コツを掴めばここまで寄って至近距離で撮影することができます。
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