皆さん、リュウグウノツカイという魚をご存知ですか?
名前は聞いたことあるけど、実際どんな魚なのかというのはほとんどの方が知らないかと思います。
そこで今回は、伝説の魚ともいわれる、リュウグウノツカイの知られざる秘密を紹介していきます。
リュウグウノツカイとは?
(引用:Wikipedia)
特徴
リュウグウノツカイは、アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属している魚です。
リュウグウノツカイ1種のみで、リュウグウノツカイ属を形成しています。
ちなみに、アカマンボウについては下記の記事で紹介しています。
マンダイとはアカマンボウだった?その正体に迫る!
それにしても、なかなか特異的な形をしていますよね。
ちょっとタチウオに似てる気がする。
全身が銀白色で、ヒレは鮮やかな赤色をしています。
神秘的な色合いです。伝説の魚っぽい(笑)
まさに竜宮の使いって感じで、いいネーミングです!
鱗と歯はありません。
かわりに50本前後の鰓耙をもっています。
鰓耙とは鰓の内側ついている櫛のような部分のことを言います。
一般的にはこの櫛のような部分で細かい餌を濾しとって食べることが知られています。
肉食魚ではこの鰓耙が少なく、プランクトン食の魚ではこの鰓耙が多く発達しています。
このことから、魚食性の魚ではなく、プランクトン食性であることが推定されますね。
実際に胃の中からは、オキアミなどの動物プランクトンが多く見つかっています。
現生する最大の魚
リュウグウノツカイは3mほどの個体が多いですが、最大で11m、272㎏の個体が報告されています。
めちゃめちゃでかいですね。
もちろん、現生する硬骨魚類(サメやエイなどを除く)では最長の魚です。
このサイズになると外敵はほとんどいなく、外洋性のサメだけになります。
見た目的に泳ぐのはあまり速くなさそうです。
外敵に見つかったらすぐ食べられちゃいそうですね。
生息域は、深海で普段は人前に現れることはありません。
ごくまれに、弱って打ち上げられた個体が採取されることがありますが、発見しただけでニュースになるレベルで珍しいです。
世界的に見ても一年に数回しか発見されていません。
とても希少な魚であるため、その生態についてはほとんどわかっていません。
実際に生きて泳いでいる状態の映像もほとんどないのです。
のとじま水族館では生きた状態で捕獲されたリュウグウノツカイを展示していたことがありますが、たったの3時間で死んでしまったそうです。
ポケモンのミロカロスはリュウグウノツカイがモデル?
リュウグウノツカイはポケモンのミロカロスのモデルになったといわれています。
確かに長いからだと赤いヒレは似てますよね。
でもミロカロスのような優雅で綺麗な感じはないかもしれません。
肌は銀色ですしあまり似てはいませんね。
またリュウグウノツカイは人魚のモデルという説もあります。
海外でも様々な伝説のモデルになっているようです。
あまり見かけることのできない魚でも、これだけの見た目のインパクトと大きさですと、注目を集めるのでしょうね。
さすが、伝説の魚!!
リュウグウノツカイを見ることができる水族館
現在日本で生きたリュウグウノツカイを見ることができる場所はありません。
ですが、リュウグウノツカイの標本であれば見ることができます。
日本の水族館や博物館ですと、全部で8ヵ所あります。
- 東海大学海洋科学博物館
- アクアワールド・大洗
- 大阪市立自然史博物館
- マリンワールド海の中道
- 九十九島水族館
- マリンピア日本海
- 道の駅「北浦」
なかでも、おすすめは東海大学海洋博物館です。
なぜなら、日本にある標本で最大である5.18mのリュウグウノツカイを見ることができるからです。
私も実際に見に行ったことがありますが、実物を見るとやはり迫力が全然違います。
ほんとにめっちゃでかいです。
語彙力がなくてすいません。
やっぱりいつかは、実際にこの目で泳いでいるところを見てみたいものです。
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