おすすめの環境系の資格、エネルギー管理士の試験について紹介していきたいと思います。
エネルギー管理士の試験の難易度や勉強方法、おすすめの参考書について解説します!
エネルギー管理士とは
エネルギー管理士は、工場などの施設の省エネルギーを目的としたエネルギーの管理資格です。
日本には、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)というものがあり、エネルギー管理士は、それで定められた国家資格です。
一定以上のエネルギーを使う工場や特定の工場においては、規模などに応じてエネルギー管理者の資格を持った職員を配置することが法律で定められています。
エネルギー管理者は、エネルギーの省エネ化するために、設備を管理したり、使用方法を改善・監視するなどの仕事を担当します。
エネルギー管理士の資格の取得方法
エネルギー管理士資格を取得する方法には二つの方法があります。
1つ目は、エネルギー管理士の資格試験を受験して合格する方法です。
こちらは、受験資格はありませんが、資格免状を申請して受け取るには、一年以上の実務経験が必要となります。
2つ目は、エネルギー管理士研修を受講し、修了試験に合格する方法です。
こちらは、3年以上の実務経験が必要となります。
資格試験には、17,000円の受験費用がかかりますが、エネルギー管理士研修の方は70,000の費用がかかります。また、エネルギー管理士研修は1週間の研修を受けなければならないため、時間的な有余も必要となります。社会人で研修を受けるのはなかなか現実的ではなさそうです。
そのため、エネルギー管理士の資格試験を受験する方が断然おすすめです。
エネルギー管理士の試験内容
エネルギー管理士の試験はすべてマークテスト方式で行われます。
試験には必須基礎区分と選択専門区分があります。
必須基礎区分
・エネルギー総合管理及び法規
選択専門区分
・熱分野(燃料と燃焼、熱利用設備及びその管理、熱と流体の流れの基礎)
・電気分野(電気の基礎、電気設備及び機器、電力応用)
大門は全部で4問あり、必須基礎区分が1問、選択専門部門が3問となっています。
選択専門区分は、どちらの分野で取得しても得られる資格は全く同じす。得意な方を選べば良いと思います。もし、迷っているようでしたら、電気分野の方がいくらか問題が簡単のように思えたので、電気分野がおすすめです。
エネルギー管理士の資格の合格率・難易度
エネルギー管理士の資格の合格率はたったの20%です。なかなか難関の資格と言えるでしょう。
しかし、マークテスト方式であるということ、過去問がありしっかり対策ができるということで、勉強をしっかりしておけば、十分合格可能な試験です。
問題の難易度も高めです。
過去問だけでなく、参考書などでしっかりとした理解をして勉強を進めていく必要があります。
エネルギー管理士の勉強方法
エネルギー管理士の試験は、基本的に暗記をしておけば、解くことが出来る問題です。
過去問を3回は周回して解きまくるのが、最善の方法だと思います。
勉強していると分かると思うのですが、過去問と同じ問題、似たような問題が結構出題されています。
とはいえ、合格率20%の試験なのでそう簡単には行きません。試験範囲も広く、やはり難関であることには変わりありません。
そのため、早い段階からの繰り返しの勉強が必要となります。
ですが、エネルギー管理士の資格試験にはちょっとした救済措置があるんです。
それが部野合格制度です。試験内容のところで、大門が4つあると説明致しましたね。このうち1度受験して合格した大門については、免除されるんです。とても美味しい制度ですね。だから仮に、1年目の受験の際に3つの大門で合格点に達していれば2年目の受験の際は大門一つだけの受験になるんです。これならそのうち合格できそうですよね。
だから、勉強する時間がなかなか取れない、忙しい方に関しては、大門を2つぐらいに絞って、2年で合格するプランを立てるのがオススメです。
エネルギー管理士の試験のなかで、必須基礎区分については、過去問も多く出題されて、比較的簡単です。
なので、まずは1年目で選択専門区分の2つの大門に合格しておいてから、2年目に必須基礎区分と残った専門区分の合格を目指すのがオススメです。
勉強する時間が十分あれば、1年目で全て合格するのも十分可能であると思います。
エネルギー管理士のおすすめ参考書・過去問
エネルギー管理士の過去問題集については、上の2冊がオススメです。自分の受験したい方をまずは購入して中身を解いてみてください。
他の過去問題集に比べて、解説がとても丁寧で分かりやすく書かれているのがおすすめポイントです。
時間が無い人にこそ過去問です。徹底的にときまくって、わからない問題は無いレベルでにしておきましょう。
過去問の問題だけでは確実に合格というのはちょっと難しいです。そこで補強のために必要なのがこちらの参考書です。
試験会場に行くとわかるのですが、みんなこの参考書を開いてます(笑)
それだけ良い参考書ということです。こちらも受験には必須アイテムなので買っておくのがオススメです。
エネルギー管理士の試験の基礎からしっかり学ぶことが出来るのでとてもよい参考書だと思います。
エネルギー管理士に合格するために必要な勉強時間の目安
皆さん気になるのが、エネルギー管理士の試験の合格に必要な勉強時間の目安ですよね。
私の実体験を元に算出した時間は120時間です。だいたい4ヶ月前から勉強を始めて、1日1時間を継続していけば合格可能なレベルに達することが出来ると思います。
とはいえ、基礎学力によって勉強時間は大きく変わってきます。1年目で確実に合格するためには、半年前からコツコツと準備を重ねていくのがオススメです。
エネルギー管理士の資格を活かせるの仕事
最後に、エネルギー管理士の資格を活かせる仕事にはどんなものがあるのか紹介しておきたいと思います。
エネルギー管理士としての仕事は工場内の施設管理、エネルギーの省エネ化を図ることです。
エネルギー管理士は指定管理工場に配備する事が義務ずけられている資格です。そのため、工場を持っている会社では、大変重宝される資格です。就職先、仕事は非常多岐にわたります。
色々なところで活躍できる可能性があるので、社内での昇給昇進だけでなく、キャリアアップ転職にも有利に働くこと間違いなしです。
エネルギー管理士の資格を頑張って取得して、キャリアアップをめざしていしましょう!
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