技術士補(技術士一次試験)に合格した私が教える勉強方法と対策・難易度、おすすめ問題集

技術士補(技術士一次試験)に合格した私が教える勉強方法と対策・難易度、おすすめ問題集

技術士は非常に有用な国家資格です。

技術士を持っていないとできない資格が多々あります。

それを取得するためには実務経験と技術士一次試験の合格が必須です。
今回は技術士一次試験に合格するための勉強方法を紹介します。

 

技術士補とは

技術士補とは技術士になるための前段階の試験で、技術士一次試験と呼ばれることもあります。
受験資格は特になく、受験料を支払えばだれでも受けることができます。

技術士一次試験に合格して技術士補に登録をした方が、晴れて技術士補になることができます。
技術士補に登録するには登録料を払わなければいけませんが、技術士補に登録しなくても経験年数を積めば技術士の二次試験の受験資格生えることができます。
ただこの場合は技術士補を名乗ることはできません。
あくまで技術士一次試験に合格したというだけになります。

技術士は産業から科学技術に至るまで21の部門に分かれており、ほぼ全ての技術をカバーしている資格です。

技術士は国家資格とされており、職種によっては、この資格を持っているだけで就職先に困らないと言っても過言ではありません。
ただ、その分技術士になるのは非常に難しいです。

技術系の仕事に就くのであれば是非とも取っておきたい資格のうちの一つです。

ですが、技術士一次試験に合格しただけではあまり優遇される場面は少ないです。

 

技術士補は学生のうちに取れ

技術士になるためには、技術士一次試験に合格してから、4年の実務経験が必要となってきます。
技術士一次試験に合格しないと、技術士になれるのが遅くなってしまうため、学生のうちに取っておくことをオススメします。

私は入社1年目に技術士一次試験に合格したため、技術士の試験を受けられるのが一年遅くなってしまいました。
技術士をとると資格手当をくれる会社が多いため、皆さんは早めに技術士一次試験に合格しておきましょう。

社会人になるとなかなか勉強する時間を撮るのが難しいので、学生のうちに取得しておくのがおすすめです。

 

技術士一次試験について

試験内容

技術士一次試験は毎年10月ごろに行われており、基礎科目と適性科目、専門科目の三つに分かれています。

基礎科目は科学技術全般の基礎知識を問う問題、適正科目は技術士としての適性を判断する問題となっています。

専門科目は20部門から選んで受験することができます。
どの部門で技術士一次試験に合格しても、技術士の二次試験では他の部門を受験できます。
一番受かりそうな部門を選択すると良いです。ちなみに私は環境部門で受験致しました。

受ける部門に迷ったときは、建設部門を受けるのがおすすめです。
一番汎用性が高く、需要がある部門です。

次いで機械部門、上下水道部門、電気電子部門、環境部門などが受験者数が多い部門となっています。

 

機械部門
材料力学/機械力学・制御/熱工学/流体工学

船舶海洋部門
材料・構造力学/浮体の力学/計測・制御/機械及びシステム

電子電気部門
発送配変電/電気応用/電子応用/情報通信/電気設備

化学部門
セラミックス及び無機化学製品/有機化学製品/燃料及び潤滑油/高分子製品/化学装置及び設備

繊維部門
繊維製品の製造及び評価

金属部門
鉄鋼生産システム/非鉄生産システム/金属材料/表面技術/金属加工

資源工学部門
資源の開発及び生産/資源循環及び環境

建設部門
土質及び基礎/鋼構造及びコンクリート/都市及び地方計画/河川、砂防及び海岸・海洋/港湾及び空港/電力土木/道 路/鉄 道/トンネル/施工計画、施工設備及び積算/建設環境

上下水道部門
上水道及び工業用水道/下水道/水道環境

衛生工学部門
大気管理/水質管理/環境衛生工学(廃棄物管理を含む。)/建築衛生工学(空気調和施設及び建築環境施設を含む。)

農業部門
畜 産/農芸化学/農業土木/農業及び蚕糸/農村地域計画/農村環境/植物保護

森林部門
林 業/森林土木/林 産/森林環境

水産部門
漁業及び増養殖/水産加工/水産土木/水産水域環境

経営工学部門
経営管理/数理・情報

情報工学部門
コンピュータ科学/コンピュータ工学/ソフトウェア工学/情報システム・データ工学/情報ネットワーク

応用理学部門
物理及び化学/地球物理及び地球化学/地質

生物工学部門
細胞遺伝子工学/生物化学工学/生物環境工学

環境部門
大気、水、土壌等の環境の保全/地球環境の保全/廃棄物等の物質循環の管理/環境の状況の測定分析及び監視/自然生態系及び風景の保全/自然環境の再生・修復及び自然とのふれあい推進

原子力・放射線部門
原子力/放射線/エネルギー

 

技術士一次試験の気になる合格率や難易度は?

合格率は毎年6割~7割ぐらいです。
しっかりと対策しておけば簡単に合格できます。

現に私も一回で合格できました!

3つの科目で、50%以上の正答率で合格となります。
それぞれ高校卒業程度の基礎学力があれば十分合格できるでしょう。

ただし、基礎科目の数学に関する問題は非常に難しいものもあります。
数学が苦手な方にはなかなか難しい試験となります。

また、専門科目の選択によっても難易度は大きく変化します。

 

技術士一次試験には免除制度もある

技術士補になるためには、技術士一次試験に合格するほかに、JABEEコースというものも存在します。

こちらは文部科学省から指定を受けている大学で特定の単位を取得して卒業することで、技術士一次試験を合格したことと、同等の学力があると認定を受けることができます。

そのため卒業とともに技術士一次試験に合格したことと同じになるのです。
そこで登録を行えば、技術士補になることができます。

 

とはいえ、文部科学省から指定を受けている教育機関というのがそれほど多くはないのが現状です。
基本的には試験を受けて合格を目指す形になるでしょう。

 

技術士一次試験の勉強方法・対策とおすすめ問題集

基礎科目

基礎科目は大きく五つの分野に分かれています。

  1. 設計・計画に関するもの
  2. 情報倫理に関するもの
  3. 解析に関するもの
  4. 材料・化学・バイオに関するもの
  5. 環境・エネルギー・技術に関するもの

問題によっては非常に難しいものもあります。
ですが各部門6題出題され、その中から3題選んで回答します。
それが5部門あるため、30題中15題回答すればよいのです。
しかも50%の正答率でよいため、8問正解できれば合格です。

なんか行けそうな気がしてきませんか?

ですが、すべての部門で3問ずつ回答しなければならないため、山を張って勉強するのはあまり得策ではないです。
数学が苦手な人にとってはなかなか難しいものとなるでしょう。

勉強法としては、過去問を解くのが一番良いです。
時々試験内容のマイナーチェンジがあるため、必ず最新の問題集を1冊購入してそれをやり込みましょう。

 

 

適正科目

適正科目は正直勉強しなくていいです(笑)
運転免許の問題をさらに簡単にしたようなものですので…

基本的には技術士としての常識を問われているだけの問題です。
普通に問題文をしっかり読んで、まじめに解いておけば、満点をとれます。

もし、心配であれば一度過去問を解いておくとよいでしょう。

 

専門科目・部門別おすすめ問題集

専門科目もすべて答える必要はなく、選択式です。
こちらは、それほど出題範囲が広いわけではないです。

適切な勉強方法は市販の問題集です。
時事的な問題も出題されるため、こちらも最新の問題集を購入しましょう。

似たような問題が出題されることが多いため、しっかりと反復学習をしましょう。

部門については好きな部門を受験すればよいです。
もし迷っているようであれば、環境部門がおすすめです。
すべて暗記だけで解ける問題ですので基礎知識が不要なので取り組みやすいです。

それでは部門別のおすすめ問題集を紹介していきたいと思います。

環境部門

建設部門

 

上下水道部門

機械部門

電気電子部門

技術士補の勉強時間

技術士補に合格するための勉強時間は30時間程度あれば十分合格できると思います。
とはいえ、数日前から初めて詰め込んだのでは中々覚えることが難しいです。

一ヵ月前ぐらいから一日一時間コツコツ覚えていくのがおすすめです。

基礎科目に自信がない方は30時間で足りない可能性もありますので、一度過去問をといて合格点をとれるかどうかで、勉強時間を考えるとよいです。

基礎科目が勉強しなくても点が取れるようであれば、専門科目は20時間ぐらいで十分合格できるレベルに達すると思います。

 

技術士補の就職や仕事は?

技術士補の資格を持っていただけでは、あまり役に立たない問うのが正直なところです。
技術士のを取得しなければなかなか優遇はされないです。

就職試験などにおいては、技術士補を歓迎している求人もあります。
ないよりは持っていた方が有利だと思います。

就職先としては主に建設コンサルタントが多いです。
建設部門や環境部門、上下水道部門の技術士としてコンサルタントとして働いている方が多いです。

 

 

技術士補合格に向けて勉強開始!

技術士一次試験はしっかりと対策しておけば、決して難しい試験ではありません。
問題集を繰り返し解くことが最善の勉強法です。

技術士一次試験に合格して、一緒に一流の技術士を目指しましょう。

一次試験はあくまで通過点です。
合格したら、二次試験の対策を始めましょう。
技術士二次試験についてはこちらの記事ご覧ください。
[関連記事]技術士二次試験に合格するための勉強方法とおすすめ参考書をを紹介!

技術士に似た資格として、RCCMというものもあります。
技術士に比べて易しいものの、受験資格の経験年数が長くなっています。
気になる方は下記の記事をご覧ください。
[関連記事]RCCM試験の内容や難易度と受験対策・勉強方法を紹介

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