公害防止管理者の難易度や勉強方法を紹介

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環境系の資格として、取っておきたいうちの一つが、公害防止管理者の資格です。

本記事では、公害防止管理者の資格について難易度や勉強方法について紹介していきたいと思います。

 

公害防止管理者とは?

まず初めに公害防止管理者がどんな資格なのか紹介します。

公害防止管理者は大気汚染や水質汚濁、騒音や振動などといった公害を防止するために設立された資格です。

公害防止管理者等国家試験と呼ばれ国が定めて運営する国家資格のひとつです。
環境技術者の登竜門的な資格として非常に人気の高い資格です。

日本には、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律(法律第107号)」という法律があり、特定工場では公害に関する専門知識を有したもの、つまりは公害防止管理者が管理することが義務付けられているのです。

ちなみに特定工場とは、以下に該当する

1)対象となる業種は事業内容が、
1.製造業(物品の加工業を含む)
2.電気供給業
3.ガス供給業
4.熱供給業
のいずれかに属していること。

(2)対象となる工場は(1)の業種に属する工場であって、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律施行令」で定める次のいずれかの施設を設置している工場です。
1.ばい煙発生施設
2.特定粉じん発生施設
3.一般粉じん発生施設
4.汚水等排出施設
5.騒音発生施設
6.振動発生施設
7.ダイオキシン類発生施設

 

公害防止管理者試験の部門

公害防止管理者は全部で13部門に分かれています。
内訳は下記のとおりです。

大気関係   
・大気関係第1種公害防止管理者
・大気関係第2種公害防止管理者
・大気関係第3種公害防止管理者
・大気関係第4種公害防止管理者

水質関係
・水質関係第1種公害防止管理者
・水質関係第2種公害防止管理者
・水質関係第3種公害防止管理者
・水質関係第4種公害防止管理者

騒音・振動関係
・騒音・振動関係公害防止管理者

粉じん関係
・特定粉じん関係公害防止管理者
・一般粉じん関係公害防止管理者

ダイオキシン類関係
・ダイオキシン類関係公害防止管理者

公害防止主任管理者

 

公害防止管理者の資格を取るには

公害防止管理者の資格を取るには、二つの方法があります。

公害防止管理者等国家試験を受ける方法と、公害防止管理者等資格認定講習を受講する方法です。

国家試験を受ける場合は特に、受験資格はありません。
試験を受けて合格基準以上の点数を取ることができれば、晴れて公害防止管理者の資格を得ることができます。

資格認定講習を受ける場合は、部門ごとに定められた技術資格を保有していたり、学歴に応じた業務経験年数有している必要があります。
講習を受け終えれば、そのまま公害防止管理者となることができます。

 

公害防止管理者の試験内容

試験内容は下記のとおりです。

(全試験区分共通)
試験科目 試験科目の範囲
公害総論
(1)環境基本法及び環境関連法規の概要に関すること(2)特定工場における
公害防止組織の整備に関する法律体系に関すること(3)環境問題全般に関する
こと(4)環境管理手法に関すること(5)国際環境協力に関すること

(大気及び粉じん関係の試験区分)
大気概論
(1)大気汚染防止対策のための法規制に関すること(2)大気汚染の現状に関
すること(3)大気汚染の発生機構に関すること(4)大気汚染による影響に関
すること(5)国又は地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること
大気特論
(1)燃料に関すること(2)燃焼計算に関すること(3)燃焼方法及び燃焼装置
に関すること(4)排煙脱硫技術に関すること
(5)窒素酸化物排出防止技術に関すること(6)測定に関すること
ばいじん・粉じん特論
(1)処理計画に関すること(2)集じん装置の原理、構造及び特性に関するこ
と(3)集じん装置の維持・管理に関すること(4)一般粉じん発生施設と対策に
関すること(5)特定粉じん発生施設と対策、測定に関すること(6)ばいじん・
粉じんの測定に関すること
大気有害物質特論
(1)有害物質の発生過程に関すること(2)有害物質処理方式に関すること(3)
特定物質の事故時の措置に関すること(4)有害物質の測定に関すること
大規模大気特論
(1)拡散現象一般に関すること(2)拡散濃度の計算法に関すること(3)大気
関係環境影響評価のための拡散モデルに関すること(4)大気環境濃度の予測手
法に関すること(5)大規模設備の大気汚染防止対策の事例に関すること
ばいじん・一般粉じん特論
(1)処理計画に関すること(2)集じん装置の原理、構造及び特性に関するこ
と(3)集じん装置の維持・管理に関すること(4)一般粉じん発生施設と対策に
関すること(5)ばいじん・粉じんの測定に関すること

(水質関係の試験区分)
水質概論
(1)水質汚濁防止対策のための法規制に関すること(2)水質汚濁の現状に関
すること(3)水質汚濁の発生源に関すること(4)水質汚濁の機構に関するこ
と(5)水質汚濁の影響に関すること(6)国又は地方公共団体の水質汚濁防止
対策に関すること
汚水処理特論
(1)汚水等処理計画に関すること(2)物理・化学的処理法に関すること(3)
生物的処理法に関すること(4)汚水等処理装置の維持・管理に関すること(5)
測定に関すること
水質有害物質特論
(1)有害物質の性質と処理に関すること(2)有害物質含有排水処理施設の維持・管理に関すること(3)有害物質の測定に関すること
大規模水質特論
(1)水質汚濁物質の挙動に関すること(2)処理水の再利用に関すること(3)大規模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること

(騒音・振動関係)
騒音・振動概論
<騒音関係>
(1)騒音対策のための法規制に関すること(2)騒音公害の現状と施策に関する
こと(3)主要な騒音発生源に関すること(4)騒音の感覚に関すること(5)騒
音の影響・評価と基準に関すること(6)音の性質に関すること
<振動関係>
(1)振動対策のための法規制に関すること(2)振動公害の現状と施策に関する
こと(3)主要な振動発生源に関すること(4)振動の感覚及び評価に関すること
(5)振動の影響に関すること(6)振動の性質に関すること
<騒音・振動関係>
(1)dB についての計算に関すること(2)低周波音に関すること
騒音・振動特論
<騒音関係>
(1)騒音防止技術に関すること(2)騒音の測定技術に関すること
<振動関係>
(1)振動防止技術に関すること(2)振動の測定技術に関すること
(ダイオキシン類関係)
試験科目 試験科目の範囲
ダイオキシン類概論
(1)ダイオキシン類対策のための法規制に関すること(2)ダイオキシン類問題の
背景に関すること(3)ダイオキシン類排出の現状に関すること(4)ダイオキシン
類の性質に関すること(5)ダイオキシン類汚染の発生機構に関すること(6)ダイ
オキシン類汚染による影響に関すること(7)国又は地方公共団体のダイオキシン類
汚染防止対策に関すること
ダイオキシン類特論
(1)大気関係ダイオキシン類対策に関すること(2)大気関係ダイオキシン類対象
施設に関すること(3)水質関係ダイオキシン類対策に関すること(4)水質関係ダ
イオキシン類対象施設に関すること(5)測定に関すること
(公害防止主任管理者)
大気・水質概論
<大気概論関係>
(1)大気汚染防止対策のための法規制に関すること(2)大気汚染の現状に関する
こと(有害物質に関することを含む。)(3)大気汚染の発生機構に関すること(有
害物質に関することを含む。)(4)大気汚染による影響に関すること(5)国又は
地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること
<水質概論関係>
(1)水質汚濁防止対策のための法規制に関すること(2)水質汚濁の現状に関する
こと(有害物質に関することを含む。)(3)水質汚濁の発生源に関すること(有害
物質に関することを含む。)(4)水質汚濁の機構に関すること(5)水質汚濁の影
響に関すること(6)国又は地方公共団体の水質汚濁防止対策に関すること
大気関係技術特論
<大気特論関係>
(1)燃料に関すること(2)燃焼計算に関すること(3)燃焼方法及び装置に関する
こと(4)排煙脱硫技術に関すること(5)窒素酸化物排出防止技術に関すること(6)
測定に関すること
<ばいじん・粉じん特論関係>
(1)処理計画に関すること(2)集じん装置の原理、構造及び特性に関すること(3)
集じん装置の維持・管理に関すること(4)一般粉じん発生施設と対策に関すること
(5)特定粉じん発生施設と対策、特定粉じんの測定に関すること(6)ばいじん・
粉じんの測定に関すること
<大規模大気特論関係>
(1)拡散現象一般に関すること(2)拡散濃度の計算法に関すること(3)大気関係
環境影響評価のための拡散モデルに関すること(4)大気環境濃度の予測手法に関す
ること(5)大規模設備の大気汚染防止対策の事例に関すること
水質関係技術特論
<汚水処理特論関係>
(1)汚水等処理計画に関すること(2)物理・化学的処理法に関すること(3)生物
的処理法に関すること(4)汚水等処理装置の維持・管理に関すること(5)測定に関
すること
<大規模水質特論関係>
(1)水質汚濁物質の挙動に関すること(2)処理水の再利用に関すること(3)大規
模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること
適用すべき関連法令及び JIS は受験年度の4月1日現在施行のものとする

(引用:一般社団法人産業環境管理協会 公害防止管理者試験内容

 

公害防止管理者の難易度

公害防止管理者の合格率は、部門ごとにばらつきはありますが、大体3割程度です。
難易度としてはそこまで難しい資格ではないと思います。

似ている資格として環境計量士がありますが、環境計量士のほうが難易度としては高いです。

大学卒業程度の専門的学力があれば、難なく合格できると思います。
もちろん試験のための勉強・対策は必要です。

 

公害防止管理者の勉強方法

公害防止管理者の試験勉強は非常に単純です。

公式に発売しているテキストと問題集をやり込む!

これに限ります。

各出版社から、参考書や独自の問題集が出ていますが、そこまでやる必要はないと思います。

問題は基本的に公式テキストから出題されているので、これだけをやるだけで十分合格することができます。
とはいえ、公式テキストの内容を覚えるのはなかなか骨の折れる勉強方法となります。

なので基本的には公式の問題集をといて勉強するのがおすすめです。

公害防止管理者のおすすめ、問題集

 

 

こちらが大気と水質のそれぞれの公式問題集です。
過去問をしっかり解説されているのでわかりやすいです。

受験するなら必須のアイテムです。

 

こちらが公式のテキストとなります。
公式のテキストは、公害防止管理者の認定講習で使われているものと同じです。

公式のテキストをすべて理解できれば、絶対に合格できます!
こちらもしっかりと目を通して勉強しておくのがおすすめです。

 

公害防止管理者はなくてはならない資格です。
取得することができれば、重宝すること間違いなしなので、取得目指して頑張ってください。

関連資格の、環境計量士も取得するのがおすすめです。
環境計量士については下記の記事で紹介しています。
環境計量士の試験内容と勉強法や問題集を紹介、難易度や合格率は?

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