トンボは様々な色合いの種類がいて、撮影対象にはもってこいの昆虫です。
飛翔しているところを取れれば、とても美しい写真になります。
そこで本記事では、止まっているトンボと飛翔しているトンボのそれぞれにおいて、トンボ撮影のテクニックとおすすめの撮影機材を紹介していきたいと思います。
止まっているトンボを撮影するならマクロレンズがオススメ
トンボは止まっている時と、飛翔している時とでどちらの写真を狙うかによって、使うレンズが全然変わってきます。
まず、止まっているトンボを撮影するときですが、止まっているトンボを撮るならマクロレンズがおすすめです。
マクロレンズであればトンボの顔をどアップで撮影することが出来るので、とても面白い写真を撮ることができます。
マクロレンズの焦点距離としては、フルサイズ換算で100mmくらいがオススメです。APS-Cであれば60mmくらいのマクロレンズがおすすめです。
1部の警戒心の強い種類でなければ、トンボは至近距離での撮影がしやすいです。特にイトトンボなどでは接写し安く美しい種類が多いためおすすめです。
フラッシュ・ストロボを使って撮影する
こちらは昆虫全般に言えることですが、フラッシュを使って撮影するのもおすすめです。
昆虫にはストロボの光があまり分からない気にしないということですので、バンバンフラッシュを炊いて撮影することが出来るます。
フラッシュを使うと昆虫の色味が綺麗にでたり、光の当たり具合でより綺麗に撮影出来たりと利点が多いです。
カメラの内蔵フラッシュだと、光量が弱くて光ムラも出やすいので、外部ストロボを人使うのがオススメです。
外部ストロボであれば、シャッタースピードを上げて撮影することも出来て撮影の幅が広がります。
純正にこだわらないのであれば、3000円位でも非常に優れたストロボが売っています。
おすすめはNEEWERのTT560です。
格安なのに光量も強くて、スレーブ機能もついています。
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飛翔しているトンボを撮影する
飛翔しているトンボを撮るのに必要なレンズ
飛翔している所を撮るのは結構難易度が高いです。
飛翔しているトンボを撮影するにはまず、望遠ズームレンズが必要です。
運よく近くで撮影できることもあるので単焦点ではなくズームレンズのほうがおすすめです。
焦点距離としては大体500mmぐらいのレンズが必要となります。
一番のおすすめはキャノンの100~400mmです。
画質もオートフォーカスも非常に性能がよくてその上コンパクトなので、とても使いやすいです。
ですが、正直値段が非常に高いです。
中古でも20万弱ぐらいの値段になってします。
そこで値段も考慮に入れたおすすめが、シグマの150~600mmの超望遠レンズです。
キャノンの純正レンズほどではないにしろ、飛翔しているトンボを十分とらえられる性能を持っています。
テレ端が500mmのレンズもありますが、テレ端では少し解像度が落ちるため600mmのレンズをお勧めします。
飛翔しているトンボを撮影する方法・テクニック
機材だけそろえば、飛翔しているトンボを撮影できるというわけではありません。
飛翔しているトンボをとらえるのはそんなに簡単ではないのです。
トンボは昆虫の中でもトップクラスの飛翔能力を有していて、飛ぶスピードは非常に速いです。
なので普通に飛んでいる瞬間をとらえるのはまず無理です。
そこで狙うのはホバリングをしている瞬間です。
トンボの種類にもよりますが、多くのトンボはずっと高速で飛び続けているわけではなく、時々空中でヘリコプターのようにホバリングをして停止することがあります。
これは高い飛翔能力を有しているごく一部の生物が成しえる芸当です。
この瞬間を狙えば、飛翔しているトンボを撮影することができます。
飛翔しているトンボを撮影するときのカメラの設定は、まずシャッタースピードを優先にします。
シャッタースピードは最低でも1/2500秒ぐらいのスピードが必要です。
シャッタースピードが遅いと、トンボの翅がとらえられず被写体ブレを起こしてしまいます。
こうなると写真としては締まりがなく、いまいちです。
翅の先までバッチリととらえた写真のほうが断然きれいです。
あとは、ひたすらトンボをカメラで追いながら、ホバリングした瞬間に撮影します。
最初はなかなか望遠レンズでトンボをとらえるのは難しいですが、これは慣れるしかありません。
そう簡単に撮影できるものではないので、粘ってたくさん撮らなくてはなりません。
それでは、トンボの飛翔写真を撮れるよう頑張ってください。
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