生物分類技能検定2級に合格した私が教える勉強方法

生物分類技能検定2級に合格した私が教える勉強方法

こんにちは、かしぱんです。

3回目にしてようやく生物分類技能検定の2級に合格しました。
これで資格手当も少しだけもらえる!!
ちなみに点数は76点でした。

 

これが実は意外と難関な試験なんですよね。
そこで今回は、生物分類技能検定の2級に合格するための勉強方法を紹介していきたいと思います。

 

生物分類技能検定2級とは?

生物分類技能検定とは、自然環境研究センターが主催する、生物分類に関するの資格です。
1級~4級まであります。1級を受験するにはは2級合格及び実務経験3年が必要です。

正直言って3級以下は持っていてもあまり役に立つ場面が少ないです。

なので、できれば2級取得を目指しましょう。

しかし、2級以上は公式でプロの資格と言われており、合格率は15パーセント程度と非常に難しいです。

まずは小手調べに、三級を試しに受けてみるのもいいかもしれません。
【関連記事】絶対合格できる生物分類技能検定3級の勉強方法と過去問を紹介

ただ2級と3級では勉強する内容が全然違ってきますので注意してください。

 

2級の問題構成

まず生物分類技能検定2級は3つの部門に分かれています。
動物部門、植物部門、水圏生物部門の3つです。

この中から部門を選択して受験することになります。
各分野ごとの勉強法については後で紹介いたします。

 

2級はマークシート方式の四択と写真問題とスケッチ問題からなっています。
配点は1問1点でスケッチ問題のみ5点です。

合格ラインは最低70点以上となっていますが、毎年65点以上取れれば合格することが多いです。

 

2級を受ける心構え

最初に言っておきますが、一回で受かるのは難しいです。
2、3回受ける覚悟でいましょう。

何故なら、年によって難易度が変化するからです。基本的に難しかった次の年は簡単になる傾向があります。
また出題範囲が広すぎるため、的を絞って勉強する必要があります。

点を取りやすい部分もあるため、しっかりと対策をしましょう。

水圏生物部門の試験問題は共通問題と専門問題の二つに分かれています。

 

生物分類技能検定2級 共通問題

生物分類技能検定には、各部門で共通する大問があります。

共通問題は範囲が植物から動物、水圏生物までと非常に幅広いです。
その上、毎年全然違う問題や時事的な生物問題も出てきます。

そのため、共通問題は対策が非常に難しいです。

共通問題に時間を割くのはぶっちゃけもったいないです。
なので、私は半分捨ててました。

共通問題は、5割ぐらい取れることを目標にして、過去問だけを解いて対策しておけば良いでしょう。

スケッチ問題

スケッチ問題は共通問題ではありませんが、全部の部門で出題されます。
スケッチの対象は違いますが、問われる技能としては同じです。

生物のスケッチには一定のルールがあります。
上手い下手を問われるわけではないので、ちゃんと書けば誰でも満点が取れるようにできています。

生物スケッチについて全然知らないという方は下記の参考書買って一読するとよいと思います。

 

 

動物部門の試験内容と勉強法

専門問題

動物の専門問題は哺乳類、昆虫、両爬、鳥類、魚類、クモ・ムカデ等からなっています。それに加えて、写真問題とスケッチ問題があります。

 

哺乳類

種類数こそは少ないものの、深く突っ込んだことを聞かれる問題が多いので難しいです。

ネズミやコウモリを中心に形態をしっかりと理解してい置く必要があります。

過去問を中心に浅く深く勉強しておきましょう。

 

昆虫

非常に範囲が広く勉強が難しい分類群です。
とはいえ、昆虫の中でも過去には出ていない分類群もあります。

水生昆虫やアリ・ハチに関しては出題される事は稀です。

比較的出題の多いトンボ・蝶はおさえておくとよいでしょう。

 

鳥類

比較的点の取りやすいところだと思います。

マイナーな種類はまず出ないので、易しめの図鑑を一冊買ってフィールドで実際に見てみるのがおすすめです。

高得点を目指して頑張ってください。

 

魚類

幸い魚類も簡単です。

というのも出てくるのは淡水魚のみなので、淡水魚だけきっちり抑えておけば満点が取れる分野です。

 

クモ・ムカデ類

こちらは過去と似たような問題が出されることが多いです。

過去問をきっちりとやっておけば高得点が狙えると思います。

 

スケッチ問題

セミの抜け殻かトンボの抜け殻の二択です(笑)

毎年過去問と同じものが出てるのでしっかりと勉強しておけば大丈夫でしょう。

 

動物部門の問題集と参考書

勉強をするうえで一番大事な過去問題集です。

基本的にはこれをきっちりやり込むのがベストです。

 

 

日本で身近にみられる野鳥約460種が掲載されています。

迷鳥などの見る機会がほとんどないような稀種は、あえて載せないことでわかりやすいシンプルな図鑑になっています。

2級レベルでしたらこのぐらいの図鑑がよいです。

 

日本の両生類爬虫類を網羅した図鑑です。

これ一冊の内容をざっくり覚えておけば、大丈夫でしょう。

 

日本の淡水魚の図鑑です。

魚類の問題は少ないですが、写真での同定問題などで出てくるのでこの図鑑でしっかり押さえておくことをお勧めします。

 

 

比較的レベルの易しい図鑑ではありますが、識別点がしっかりしておりわかりやすい図鑑です。

これ一冊で昆虫を網羅していて、かつ身近な昆虫だけを取り扱っているので、まず始めはこちらをマスターしておくのがおすすめです。

 

水圏生物部門の試験内容と勉強法

専門問題

水圏生物の専門問題は海藻、植物プランクトン、動物プランクトン、魚類、底生動物からなっています。それに加えて、写真問題とスケッチ問題があります。

海藻

海藻は一番の点の取りどころです。出題する種類も限られているため、対策がしやすいです。
満点を狙ってください。

満点を取るためには生活史や繁殖生態まで理解しておく必要があります。

 

植物プランクトン

こちらも比較的点が取りやすいです。
メジャーな種類の形態と特徴を覚えておけば満点も狙えます。

赤潮や餌料生物など、人間の生活にかかわる種についてはしっかり覚えておきましょう。

 

動物プランクトン

動物プランクトンは対策が難しく感じたので捨ててました。
私は過去問だけを解いていました。

恐らく適当にマークしてもとれる、25%しか解けてません

基本的に甲殻類しか出ません。
ミジンコやカイアシ、アミ等が問題の主体です。

 

魚類

魚類も種類が多いため難しいですが、水産学生なら割と初見で解ける問題も多いです。

学名問題は捨てて下さい。
やるだけ無駄です。

あと、いやらしい感じに問題を作ってあるので、文をよく読みましょう。

全くわからない人は、ハンドブックを中心にメジャーな魚の形態は頭にいれて置くだけで大分点が取りやすくなります。
こちらは五割ぐらいを目標にしましょう。

 

底生動物

こちらも難しいです。
私は底生動物が専門なのである程度取れましたが、普通の人には厳しいでしょう。

このあとの写真問題イラスト問題でも出題されることが多いので、捨てるわけにも行きません。

出題範囲も分類群が多岐に渡り、難しいです。
広く浅く覚えておくと良いでしょう。

魚類に同じく、学名問題は捨てて下さい(笑)

 

写真問題

写真を見て、分類群や種名を答える問題です。
こちらは是非満点をとって下さい。
というかここで満点を取れないような習熟度ですと、合格は難しいです。

基本的にメジャーな種類しかでません。
ハンドブックサイズの手ごろな図鑑を読み込んでおけば簡単でしょう。

出題されるのは海藻、植物プランクトン、底生動物が多いです。淡水魚も少し出ます。
同定に迷うような種類はでません。出たとしても両方正解になることもあります。
所詮写真同定ですので。

 

スケッチ問題

スケッチ問題は標本を見て、スケッチをとります。
なので、標本に出来る種である程度数を集められるものしか出ません。

つまり、何が言いたいかと言うと海藻と貝類しか出ません。

しかも基本使い回しです(笑)
過去問を解いておけば問題無いでしょう。

 

水圏生物部門の問題集と参考書

なんと言っても、いちばん大事なのはやはり過去問題集です。

時々同じ問題も出るため、答えを全部覚えてしまうくらいまで、繰り返しやるのが重要です。
常に最新の過去問を購入しましょう。

 

 

 

他に、私が使った図鑑の中で良かったものをいくつか紹介していきたいと思います。
生物の学名は、頻繁に変わっていくため学名は最新のものを確認しておきましょう。

海岸動物図鑑


原色検索 日本海岸動物図鑑〈1〉

こちらは2巻組の本格的な図鑑になります。
値段が値段なだけに図書館で借りるなりするのが現実的かと思います。
底生動物を網羅してあり、非常にわかりやすい図鑑です。
最初の写真だけでも目を通してください。

磯の生き物図鑑

フィールド版新装版写真で わかる磯の生き物図鑑

こちらも底生動物の図鑑です。
ハンドブックで値段もお手頃ですので購入をお勧めします。
普通種をしっかりカバーしてあり写真が多く、構成もわかりやすいです。
私が一番よく眺めていた図鑑です。

日本の海藻 

日本の海藻―基本284

写真と種の紹介だけでなく、海藻の基本用語や繁殖生態も解説してある図鑑です。
海藻はこれ一冊で完璧です。

日本の海産プランクトン図鑑


日本の海産プランクトン図鑑 DVD付 第2版

プランクトン図鑑はこれが一番おすすめです。
難しい図鑑が多いですが、分類技能検定に受かる程度であれば、絵や写真が見やすいこちらのハンドブックがおすすめです。

日本の海水魚

日本の海水魚 (山渓カラー名鑑)

かの有名な魚類検索図鑑もいいですが、効率よく勉強するのであればこちら。
基本的にぺらぺらめくるのがいいです。広く浅く覚えましょう。
過去問に出てきた種類はすべて確認しておくとよいですね。

 

まとめ

環境コンサルタントをやっている身としては、こんな資格持っていても正直技術力の証明にはならないです。
現状生物の同定に関する資格はこれしかないので、これをとるほかありません。

それでも生物分類技能検定2級を取得しおくと、就活では非常に有利です。

また、会社で資格手当を貰える場合も多いです。
仕事の入札資格にもこの資格を持っているかどうかがかかわってくるものもあります。

結局この資格を取ってようやくスタートラインに立てると思っておくとよいでしょう。
早いうちに取得して、一流の生物技術者を目指しましょう。

 

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