環境コンサルタント(自然環境調査)に就職・転職するために必要な資格などを紹介

環境コンサルタント(自然環境調査)に就職・転職するために必要な資格などを紹介

現役の環境コンサルタント(自然環境調査)が、実際の仕事と、コンサルタントになるためにすべき事を紹介していきたいと思います。

 

環境コンサルタントについて

環境コンサルタント(自然環境調査)ってどんな仕事?

環境コンサルタントは一般にはあまり馴染みのない仕事です。
あまり仕事のイメージがわかないという方もいると思いますので、説明していきたいと思います。

環境コンサルタントは、環境アセスメントや自然環境調査をする仕事の事です。
大きくわけて、化学系と生物系の分野の方がいます。
私は生物専門なので、生物系の話を例に進めていきたいと思います。

まず、この説明を読んで環境アセスメントってそもそも何?
って思った方もいるかと思います。

環境アセスメントとは環境影響評価の事です。
環境影響評価とは、ダムや橋、港などなにか大きいものの建設を行う際に、その工事が環境に与える影響を評価するというものです。

具体的なものですと、豊洲市場の地下水を調べたのも環境アセスメントです。

環境アセスメント以外の仕事ですと、単純に生物の多様性を調べたり、希少種の保全をしたりといった業務があります。

ですから、仕事の発注者の8、9割が官公庁です。

実際の仕事内容

私の実際の仕事について紹介していきたいと思います。

現場の日とそうでない日とで、大きく変わってきます。
現場の日は、朝から調査現場に行き、生物を調査します。
現場によっては泊りがけで行くことも多いです。

現場がない日は社内で採取してきた生物の同定や結果整理、報告書作成をしています。

環境コンサルタントになるためには

大学選び

環境コンサルタントになるためには大学を卒業している必要があります。
募集求人は基本的に大学卒業以上となっていることが多いため、専門卒や高卒でなるのは難しいです。

大卒でなければ、契約社員で雇って貰ったあとに経験を積んで正社員を目指すという方法もありますが、リスクが高いためオススメはできません。

大学は、自分の興味のある分野に行くのが一番良いでしょう。
例えば鳥に興味があれば鳥の研究を出来る大学に進むということです。

多くは農学や水産学といった選択になるでしょうか。

大学選びを選ぶ時は学科の授業内容やレベルなどで選んではいけません。
もちろん、大学のレベルは高い方が良いですが、一番重要なのは研究室です。

研究室レベルで大学は選択してください。
研究室は再先端の研究を行っている所や、仕事に直結しそうな事をしている研究室に行きましょう。

具体的には、DNA分析をしている研究室がオススメです。
特に今、環境DNAは非常に注目されていて、大手のコンサルが必死に技術開発を進めています。
ですから、環境DNAの研究をしていれば、就職に非常に有利になります。

その他ですと、建設系と絡めて魚道の研究や、風力発電の風車のバードストライクの研究みたいなのも面白いと思います。
あとは生物の分類を研究している所もいいかと思います。

もし私がこれから大学に入り直すなら、確実に環境DNAの研究を選択します。

 

環境コンサルタント(自然環境調査)へ転職するには

環境コンサルタント(自然環境調査)へ転職するには基本的には業務経験・関係学歴がないと難しいです。

ですが、私の知り合いに、工学系の大学を出て車関係の会社で働いたのち20代後半で、自然環境調査へ転職された方もいらっしゃいます。

正社員で採用してくれる会社があればそこに就職するのがベストだと思います。
未経験で正社員はなかなか難しいので、まずは大手の建設コンサルタントの環境部門へ契約社員として入社するのがおすすめです。
そこで十分な経験を積み、技術士の資格の取得を目指してください。

技術士の資格が取得できれば、正社員登用への道が開けるかと思います。
技術士の資格を持っていいても正社員になれない方は、転職がおすすめです。
技術士の資格を持っていれば、転職で成功できる可能性が非常に大きいです。

他業種から転職される方は給料が下がってしまうケースが多いと思いますので転職にあたっては十分考えて行動してください。

 

環境コンサルタントに必要な資格

環境コンサルタントに必要な資格は主に三つあります。

技術士補

環境コンサルタントに一番重要なのは、技術士です。

技術士になるには、技術士補を取ったあとに実際の仕事で経験を積むことにより、受験資格を得ることが出来ます。
技術士補は誰でも受けることができますので、大学在学中に絶対取っておきましょう。

部門はどの部門はでとっても、すべての部門の技術士試験を受けられるため好きな部門で受けてください。

技術士補は大学に入れる学力があれば、少し過去問を解くだけで簡単に受かります。

[関連記事]技術士補(技術士一次試験)に実際に合格した私が教える勉強方法とおすすめ問題集

生物分類技能検定2級

生物分類技能検定2級はプロの資格と言われていますが、誰でも受けることができます。
合格率は15%で大学生のうちに取るのはなかなか難しいです。

私も3回目にようやく合格しました。
一回で受かるのは非常に難しいため、大学一回生の時から試験を受けるとよいでしょう。

化学系ですと、生物分類技能検定の代わりに、環境計量士という優良な資格がありますので、そちらの取得を目指しましょう。

[関連記事]生物分類技能検定2級に合格した私が教える勉強方法
[関連記事]環境計量士の試験内容と勉強法や問題集を紹介、難易度や合格率は?

TOEIC

三つめはTOEICです。
環境コンサルタントは徐々に海外に進出していっています。

そのため英語ができると就職には非常に有利です。
英語を使う仕事の求人では最低でもTOEIC730点以上を基準に設けているので、在学中に730点を取れるように頑張ってみましょう。

まとめ

環境コンサルタントは毎日生物に関する仕事をすることができ、仕事としては非常に楽しいです。

技術は日々進化していっているため、入社してからもずっと勉強をしていかなければなりません。
皆さんも私と一緒に一流のコンサルタントを目指して、環境コンサルタントに就職してみてはいかがでしょうか。

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