RCCM試験の内容や難易度と受験対策・勉強方法を紹介

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技術士の代用資格として、監理技術者や照査技術者を担うことができる資格がRCCMです。

本記事ではRCCM試験の概要や試験内容、難易度、受験対策・勉強方法に至るまで徹底的に紹介していきます。

 

RCCM試験とは

建設コンサルタント業界などで、官公庁などから受注した業務の管理技術者や照査技術者になるには、技術士の資格を持っていなければなりません。

そのため、技術士は重要な資格なのですが、非常に難しい試験です。
なので技術士を持っている方は業界でも少なく不足している状態です。

そこで登場するのがRCCMです。
RCCMとは、シビルコンサルティングマネージャーの略で、技術士と同様に建設コンサルティング業務の管理技術者・照査技術者になるための資格です。

技術士の試験は非常に難しいですが、RCCMは技術士ほど難しくはないので、技術士を取るまでのつなぎの資格として持っておきたいところです。

 

RCCMと技術士の違い

RCCMと技術士とでは、圧倒的に技術士のほうが価値のある資格です。

RCCMは建設コンサルタンツ協会が運営する民間資格であるのに対し、技術士は国家資格です。
技術士のほうが難易度も高いため、一般的に高い評価を得ています。

また技術士を取得している方が管理技術者をしたほうが、業務評価点に加点されたり、業務を受注する要件に技術士の資格を取得している必要があったりと、実益面でも技術士のほうが優遇されています。

職場でもRCCMより技術士のほうが手当が高いです。

そのため、RCCMは技術士をまだ取得できていない方が取得するといった試験になっています。

技術士のほうが優れている資格であることは確かなのですが、RCCMも十分優れている資格です。
監理技術者や照査技術者になる場合も、技術士またはRCCMの資格保有者となっているケースのほうが多いです。

同等の資格として扱ってくれるシーンも多いので、まだ技術士が取れていない方にはぜひとも取得を目指してほしい資格です。

 

RCCMの試験内容

RCCMの試験は大きく4つの大問から構成されています。

  1. 経験論文
  2. 一般知識
  3. 管理技術
  4. 基礎技術・専門技術

 

1経験論文は2400字、3管理技術は1600字の論述問題となっています。

ほかの問題は四択の選択問題となっています。

合格するにあたって肝になってくるのが、論述問題です。
文章を書く練習と、専門分野の幅広い知識を身に付けておく必要があります。

 

RCCMの部門

RCCMは技術士とぼぼ同じような枠組みで部門に分かれています。
部門は全部で22部門あります。

1. 河 川、 砂 防及び海岸・海洋
治水利水計画、ダム、河川改修、河川構造物、河川砂防その他の河川に関する事項
地すべり防止に関する事項 急傾斜地崩壊防止に関する事項
海岸保全計画、海岸砂防、海岸堤防及び護岸、その他の海岸・海洋に関する事項

2.港 湾 及 び 空 港
港湾計画、外郭施設、係留施設、臨港交通施設、荷さばき施設、水域、浚渫、その他の港湾に関する事項
空港計画、滑走路、誘導路、その他の空港に関する事項

3.電 力 土 木
電源開発計画、ダム、水路構造物(水路、沈砂池、水槽、水圧管路、門扉等)、送変電施設、取放水施設、冷却水施設、洞道、その他の電力土木に関する事項

4.道 路
道路計画、道路構築、道路構造物、道路付帯設備、その他の道路に関する事項

5.鉄 道
鉄道計画、線路、鉄道構造物、停車場、モノレール鉄道、鋼索鉄道、その他の鉄道に関する事項

6.上 水 道 及 び工 業 用 水 道
上水道計画、工業用水道計画、取水、導水、送配水、浄水、水処理、さく井、その他の上水道及び工業用水道に関する事項

7.下 水 道
下水道計画、下水渠、下水処理、廃水処理、その他の下水道に関する事項

8.農 業 土 木
かんがい排水、圃場整備、農村整備、農用地開発、干拓、農地保全、その他の農業土木に関する事項

9.森 林 土 木
治山、林道、森林環境保全、その他の森林土木に関する事項

10.造 園
都市及び地方計画で造園部門に関する事項

11.都市計画 及び地 方 計 画
都市構成、土地利用、都市交通施設、公園緑地、区画整理、その他の都市及び地方計画に関する
事項

12.地 質
土木地質(線路、ダム、トンネル、基礎地盤等)、鉱山地質、防災地質、水理地質、地熱及び温泉、その他の応用地質に関する事項
物理探査、科学探査、試すい、その他の探査技術に関する事項

13.土 質 及び 基 礎
土質並びに土構造物及び基礎に関する事項

14.鋼 構 造 及 びコ ン ク リ ー ト
鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造、コンクリート構造、セメント製品、その他の鋼構造及びコン
クリートに関する事項

15.ト ン ネ ル
トンネル計画、換気、潜函工法、シールド工法、沈埋工法、その他のトンネルに関する事項

16.施 工計画 、施工設 備 及 び 積 算
施工計画、施工管理、施工設備、施工機械、その他の施工に関する事項
施工方法、仮設計画及び工程計画に基づいた積算及び工事原価管理に関する事項

17.建 設 環 境
建設事業における自然環境及び生活環境の保全及び創出並びに環境影響評価に関する事項

18.機 械
ポンプ、圧縮機、送風機、その他の流動機械に関する事項
土工機械、コンクリート機械、舗装機械、作業船、削岩機、破砕機、コールカッタ、選炭機、クレーン、コンベヤ、エレベータ、フォークリフト、索道、その他の建設、鉱山、荷役及び運搬機械に関する事項

19.水 産 土 木
漁場計画、漁港構造物、沿岸漁場計画、沿岸漁場構造物、その他の水産土木に関する事項

20.電 気 電 子
道路、河川、下水道等の各事業における電気電子に関する調査、企画、立案、工事の設計、管理等に関する事項

21.廃 棄 物
廃棄物処理計画に関する調査、企画、立案、環境影響評価もしくは助言又は、廃棄物処理施設に関する工事の設計・処理、その他の廃棄物に関する事項

22.建 設 情 報
道路、河川、下水道等の各事業における情報システム・ネットワークシステムに関する調査、企画、立案、システム設計、管理などに関する事項

 

RCCMの受験資格

RCCMは監理技術者をする方のための資格ということで、受験するためにも受験資格があります。

・ 大学院修了者(修士課程/博士課程前期終了者)は、修了後8年以上の実務経験年数が必要。なお、博士課程あるいは博士課程後期の在学期間は、実務経験年数とみなす。
・ 大学卒業者は、卒業後10年以上の実務経験年数が必要。
・ 短大および5年制高等専門学校卒業者は、卒業後12年以上の実務経験年数が必要。
・ 高等学校卒業者は、卒業後14年以上の実務経験年数が必要。
・ 中学校卒業者は、卒業後17年以上の実務経験年数が必要。
・ 実務経験年数の基準となる学歴は、文部科学省の学校教育法に基づくものとする。

なので大卒でストレートで就職しても、RCCMの試験を受けれる年齢は33歳以上となってしまうのです。
なかなか長い道のりですが、まだ受験資格に達していない方は、技術士の試験を受けられるようになるほうが先ですので、技術士の勉強を進めることをお勧めします。

 

RCCM試験の難易度

RCCMの試験は簡単とは言えないものの、しっかりと対策・勉強をしておけば一発で十分合格できるレベルの試験です。

技術士に比べたら、口述試験もなく非常に簡単な試験になるでしょう。

各大問の正答率が50%以上で、全体の正答率が60%以上であれば合格となります。
選択問題も多いので、6割程度の理解度があれば十分合格できます。

 

RCCMの受験対策と勉強方法

RCCM試験の大問2、4は過去問をひたすらやるしかありません。
毎年同じような傾向ですので、過去問に加えて、参考書・テキストなどを購入して対策すれば問題ないでしょう。

おすすめはこちらの参考書です。

選択問題以外にも、論述問題の例題や合格できる文章の書き方まで解説しているので是非購入するとよいでしょう。

 

そしてRCCMの試験で一番ネックになってくるのが大問3の管理技術に関する論述問題です。

毎年同じ問題が出るわけではなく、内容は変わってきます。
そのため、過去問で出てきたキーワードはしっかり押さえて、置きましょう。

似たような問題が出ることも多いので、ある程度書く内容を作ってから試験に挑みましょう。

時間制限もあるため、ぶっつけ本番で挑むのはなかなか難しいです。
良く出題されるキーワード・テーマについての論述はすぐに書けるように準備しましょう。

 

RCCM試験に臨むにあたって

RCCM試験はまだまだ通過点です。

やはり建設コンサルタント系の資格の頂点は技術士です。
RCCMの試験は技術士の試験に通ずるものもあるので、しっかりと勉強して一回で合格できるように頑張りましょう。

そしていずれば技術士を取得できるように勉強していきましょう。

 

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