ファンタジー小説は、心躍るような感じがしてとてもわくわくしますよね。
そんなファンタジー小説の中から選りすぐりの名作をご紹介していきたいと思います。
有頂天家族
「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー
狸が主人公の毛玉ファンタジー小説です!(笑)
カエルに化けて戻れなくなったたぬきや、空飛ぶ天狗、たぬきを鍋にして食べようとする人間など、個性豊かな登場人物が織り成す日常系のファンタジーです。
ほのぼのとしながらも、人間に食べられそうになったり、たぬき同士で争ったりとシリアスなシーンや泣けるシーンも沢山あります。
そして、たぬきの恋愛話まであります。ヒロインの海星ちゃんが可愛すぎて惚れ惚れしちゃいます。
読み始めたらあなたもたぬきの世界に惹き込まれること間違いなし!!
面白いことはよきことなり!
鹿の王
強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。
拾った幼子と2人で生き残りをかけた冒険ファンタジー小説です。
不思議な犬たちと謎の病気、様々なミステリーや伏線が散りばめられていてとてもわくわくする話です。
ヴァンの跨る飛鹿(ピユイカ)の疾走感の描写や戦闘シーンも見ものです!
ダレン・シャン
ふとしたことから手に入れた『奇怪なサーカス』のチケット。主人公のダレン少年を待ち受ける不思議な運命とは…。大長編物語が幕を開ける。
親友の命を救うために半バンパイアになったダレンのお話です。
バンパイアとそれに敵対するバンパニーズとの抗争を描いたバトルファンタジーです。
児童書とは思えない過激な描写でハラハラドキドキさせられます。子供から大人まで幅広く楽しめる小説です。
ラストが衝撃的すぎる内容なのでぜひ最後まで読んでください。
デモナータ
パパが、ママが、姉貴が、とつぜんぼくにやさしくなった。ぼくは、悪い病気でもうすぐ死んでしまうのか?家族の秘密をのぞいたぼくは―そこに地獄を見た。大人気「ダレン・シャン」シリーズの著者が、世界中を戦りつの悪夢にさそう。
こちらもダレン・シャンが書いたバトルファンタジー小説です。
悪魔に両親を殺され、おじさんに引き取られた主人公は、そこで魔法を会得し仲間たちとともに悪魔に対抗していきます。
異世界の悪魔と主人公達との壮絶なバトルは必見です。
物語のグロテスクさや異質な感じが緊張感をさらに高め、読み始めたら止まらなくなる作品です。
新世界より
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。
何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!
人が念動力を手にした1000年後の世界を舞台にしたSFファンタジー小説です。
1000年後は科学技術の発達した世界かと思いきや、まるで昔のような世界観です。
念動力を手にし、最強になった人間たちと、知能を持ったバケネズミたちとの戦いを描いてます。
一見平和に見える日常シーンでもなんか違和感を感じるような不気味な描写で、直接的な表現はないのにすごく怖く感じるところが面白い素晴らしい作品です。
四畳半神話大系
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
パラレルワールドに迷い込むというファンタジー青春ストーリーです。
一目ぼれしてしまった美女、明石さんになかなかお近づきになれなくて、もう一回位置から大学生をやり直したいと思っていると、気づいた時には本当に一回生に戻っていました。
明石さんと仲良くなるがために、ほかのサークルを選んでみたり色々試行錯誤しますが、小津や樋口師匠のせいでなかなかうまくいきません。
そして気づいた時にはまた一回生をやり直しているというループものです。
序盤はちょっと退屈なところもありますが、物語が動き出す後半は圧巻です。
この物語のキーマンは小津です!
ぜひとも小津の一挙手一投足に目を光らせて読み進めていってほしいです。
私は果たしてもとの世界に戻れるのでしょうか。
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんできて…。元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。
鹿男あをによしで知られる、万城目学さんの作品です。
言葉が話せる猫マドレーヌ夫人とかのこちゃんの物語。
日常系のお話ではありますが、猫との会話シーンがなんとも言えないファンタジックな不思議な世界観を生み出してます。
かのこちゃんから見た世界と、マドレーヌ夫人という名の猫から見た世界が渾然一体となって、わくわくの出来事が展開します。
ほのぼのとした幸せな気持ちになれる作品です。
指輪物語
言わずと知れた名作ファンタジー小説です。
ロードオブザリングというとほとんどの方が知っているんじゃないでしょうか。その原作小説です。
恐ろしい力を持つ闇の力を持つ指輪を葬り去るために、勇気あるホビットたちと、魔法使い、エルフ、ドワーフなどが旅をする、王道の冒険ファンタジーです。
映画ではカットされているシーンも多く、ロードオブザリングが好きな方にはぜひとも読んで欲しい作品です。
あなたも仲間に加わって旅をしたくなるそんな冒険小説です。
デルトラ・クエスト
デルトラ王国には王家に伝わる7つの宝石の魔力が国を守っていました。
しかし、その大切な宝石が影の大王に奪われてしまいます。
王国を救うために、少年が冒険の旅に出るという話です。
ゲーム感覚でサクッと読める冒険ファンタジー小説です。
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