ペンタックスの数あるレンズの中でもより優れたレンズは、スターの名を冠しています。
スターレンズは、妥協のない超高性能、ハイスペックなレンズです。
ペンタックスユーザーであれば誰もが憧れるのがスターレンズです。
そこで本記事では、ペンタックスのスターレンズの中でもさらに厳選したおすすめのスターレンズを紹介していきたいと思います。
ペンタックスのスターレンズの特徴
ペンタックスのスターレンズは、妥協ゼロで高性能さを追求したスーパーレンズです。
他のメーカーで例えると、キャノンのLレンズなどが、ペンタックスのスターレンズにあたるものとなります。
優れた描写性能、表現力、操作性などを兼ね備えていて、ペンタックスの中では最高峰のレンズのシリーズです。
ペンタックスのスターレンズには大きく六つの特徴があります。
- 優れた光学性能
- 表現の幅を広げる大口径仕様
- 堅牢性に優れた鏡筒構造
- 最適なレンズコーティング
- 防塵・防滴構造
- 耐環境性能
それでは、その特徴について詳しく紹介していきたいと思います。
まず、スターレンズの名を冠することに当たって一番重要となるのが、光学性能です。
ペンタックスのスターレンズは、絞り開放においても画像中心から周辺にかけて非常に高い解像力とコントラストを持っています。
さらに画像周辺のの歪みや色の滲み、減光などが極めて少ないです。
このような高い光学性能を有しているレンズのみがスターレンズと名付けられています。
またスターレンズは基本的にすべて大口径レンズです。大口径で作られることにより、開放F値のより小さい、明るいレンズとなっています。
そしてペンタックスの魅力でもある、高い耐久性能・堅牢性、レンズ表面のコーティングへのこだわり、野外でも安心して使用できる防塵・防滴構造や-10℃〜40℃の過酷な環境でも使用できる耐環境性能が非常に優れています。
これらのこだわりが存分に詰まったレンズがスターレンズと呼ばれています。
ペンタックスのおすすめスターレンズ
ペンタックスはスターレンズというだけでもおすすめとなってしまうのですが、その中でも、コスパや性能などを総合的に判断して、厳選したスターレンズを紹介していきたいと思います。
ペンタックス 中望遠単焦点レンズ DA★55mmF1.4 SDM
レンズ構成 | 8群9枚 |
最短撮影距離 | 0.45m |
フィルター径 | 58mm |
最大径×長さ | 70.5×66mm |
質量 | 375g |
ペンタックスの高性能、中望遠単焦点のスターレンズです。
レンズ表面は透過率を最高レベルまで高めたエアロ・ブライト・コーティング、色のにじみを低減する異常低分散ガラス、コントラストとシャープネスを高めた最新の光学系の採用により、非常に美しい描写をしてくれるレンズです。
F1.4と非常に明るい開放F値と、新採用の円形絞りの性能により、なめらかで自然なボケ味が表現されています。
オートフォーカスも素早くほとんど無音でピントが合います。
特にポートレート撮影や、遠景などの風景撮影に向いているレンズです。
息をのむ美しさの写真が撮れるおすすめのスターレンズです。
ペンタックス 超広角ズームレンズ DA★11-18mmF2.8ED
レンズ構成 | 11群16枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
フィルター径 | 82mm |
最大径×長さ | 90×100mm |
質量 | 704g |
(出典:リコーイメージング株式会社)
ペンタックスの高性能な超広角のズームレンズです。
広角レンズというと、広い範囲を写さなければならないため、周辺減光や色にじみ、湯葉実などが起きやすいのですが、このレンズはその欠点を最小限にしていて、周辺でも描写が荒くなったりすることがほぼありません。
大口径レンズのため、少し大きめではありますが、その分開放F値2.8と非常に明るいレンズとなっています。
開放でも性能が落ちることなくしっかりとした描写のため、とてもキレな風景写真を撮ることができます。
旅行などに行く際にぜひとも買っておきたいおすすめのレンズです。
また、明るいレンズであるため、夜景や星空写真などを撮影したい方にもうってつけのスターレンズです。
ペンタックス 望遠単焦点レンズ DA★300mmF4ED
レンズ構成 | 6群8枚 |
最短撮影距離 | 1.4m |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | 83×184mm |
質量 | 1070g |
ペンタックスの超高性能な望遠単焦点レンズです。
レンズには、色収差を除去するEDレンズが使われていてとても発色の綺麗な描写をしてくれる望遠レンズです。
高性能な望遠レンズとしては、比較的軽量かつコンパクトでとても扱いやすいレンズです。
手振れ補正機能も高性能なため、手持ちでの気軽な望遠撮影もこなせます。
開放F値は4.0と300mmの望遠レンズとしては非常に明るいため、薄暗いシーンでの撮影にも強いです。
AFはF駆動機構にSDMという機構を採用しているため、ピントが合うのがとてもスムーズで速いのが特徴です。
運動会などのスポーツシーンや、野鳥撮影など、動きのある被写体を撮影するのにうってつけのレンズです。
ペンタックス 標準ズームレンズ DA★16-50mmF2.8
レンズ構成 | 12群15枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | 84×98.5mm |
質量 | 565g |
単純な性能的には55mmの単焦点レンズなどのほうが性能や描写は綺麗ですが、16mmからの広角域からズームで撮影することができるので非常に汎用性の高いレンズです。
一本だけ持って出かけに行く時などにとても重宝するレンズです。
広角側の16mm、開放F2.8で撮影しても色収差などがなくとてもきれいな描写をしてくれます。
汎用性の高いレンズなので、初心者が最初に買う一本としてもおすすめできます。
これ一本で、星空撮影からポートレート、中望遠の遠景撮影まで楽しむことができるおすすめのレンズです。
PENTAX-DA★60-250mmF4
レンズ構成 | 13群15枚 |
最短撮影距離 | 1.1m |
フィルター径 | 67mm |
最大径×長さ | 82×167.5mm |
質量 | 1040g |
約4.2倍の高倍率ズームで、中望遠から、超望遠までをカバーすることのできる望遠ズームレンズです。
先述した、標準ズームレンズ DA★16-50mmF2.8と2本持っていれば、一般的な撮影はほとんどすべてこなせてしまう幅の広いレンズです。
望遠端の250mmでも開放F4という明るさで撮影することができるため、薄暗い所での撮影にも強いです。
250mmでも光学性能や描写は劣化することがないため、満足した望遠撮影を楽しむことができます。
野鳥撮影となると、ちょっと焦点距離が厳しいっですが、お子さんの運動会撮影や鉄道撮影などにもってこいのレンズです。

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