キャノンの一眼レフカメラを購入するにあたって誰しもが迷うのが、センサーサイズです。
そこで本記事ではフルサイズとAPS-Cサイズのそれぞれの特徴と、どちらがおすすめなのかを紹介していきたいと思います。
センサーサイズとは?
センサーサイズとはイメージセンサーの大きさのことで、カメラが光を受け取るセンサーの大きさのことを意味しています。
昔のフィルムカメラのセンサーサイズ35mmフィルムのカメラを一般的にフルサイズカメラと呼んでいます。
現在、一般的な一眼レフカメラではフルサイズ、APS-Cサイズ、マイクロフォーサーズの3種類のサイズがあります。
APS-Cサイズ、マイクロフォーサーズのセンサーサイズはメーカによって微妙に異なってきます。
あまり気にする必要はありませんが…
本記事はその中でもキャノンのフルサイズとAPS-Cサイズ機の違いとおすすめのセンサーサイズを解説していきます。
キャノンのフルサイズ一眼レフ
メリット
フルサイズ機の1番のメリットは画質がいい事です。
フルサイズ機はAPS-Cサイズ機に比べてより多くの光を取り込むことができます。
そのため、明暗の階調が豊かで情報量の多い写真を撮ることができます。
白飛びや黒潰れになりにくく、黒潰れしてても、加工すれば綺麗な写真にすることができます。
フルサイズ機の方が被写体深度が浅くよくボケた写真を撮影しやすいです。
純粋な画質がいいので、トリミングしても綺麗で大判の用紙に印刷しても綺麗な写真のまま維持できます。
APS-Cサイズでは、焦点距離が約1.6倍になります。そのため、フルサイズ機の方が超広角の写真が取りやすくなるというメリットもあります。
カメラ本体の使い勝手や性能もAPS-Cサイズ機より高いです。フルサイズ機のカメラには各メーカーの技術力がふんだんに使われています。オートフォーカス性能やISO感度、高速連射など撮影を補助する機能が非常に高性能です。
特に最近の最新機種はISO感度がとても上がっているので、夜間の撮影などに強いです。
そのため、フルサイズ機はボケ味を活かしたポートレートや広角域の撮影、夜間の撮影などに向いてます。星空の撮影をやりたい方はフルサイズ機の方がおすすめです。
より高画質で綺麗な写真が撮りたい方、写真展に出展するなど本格的にカメラをやっていきたい方には、フルサイズ機がおすすめです。
デメリット
ここまで、フルサイズ機のメリットを上げてきましたが、もちろんデメリットも沢山あります。
まず、1番ネックとなってくるのが値段です。
フルサイズ機のボディはAPS-Cに比べて非常に高額です。同じくらいの性能であっても、フルサイズ機の方が高くならることが多いです。
望遠側に弱いというデメリットもあります。APS-Cサイズ機焦点距離が約1.6倍になるのでより望遠で撮影することが出来ますが、フルサイズ機ではそれが出来ません。
もちろん高画質に撮影出来る超望遠レンズを購入すれば解決することが出来るのですが、超望遠レンズはとても高額なのでやはりお金がかかります。
また、一眼レフカメラの交換レンズは、APS-Cサイズ機専用のものがあります。こちらはフルサイズ機には対応していません。そのため、必然的に交換レンズの選択肢が狭まってきます。フルサイズ機対応のレンズはどのメーカーでも一通りのしゅるいのれんずが揃っているのですが、そうじて価格が高い傾向にあります。
結局の所、フルサイズ機の欠点というのはお金を積めば解決する事がほとんどです。
予算があるのであれば、フルサイズ機は非常にオススメです。
キャノンのAPS-Cサイズ一眼レフカメラ
メリット
APS-Cのメリットは、まず気軽に一眼レフを始められる価格帯であるということです。
カメラ本体も安い機種であれば、5万円程度から購入することができます。レンズはピンキリですが、各メーカーの撒き餌レンズは1万円台の値段で非常に高画質な写真を撮影することが出来るのが魅力的です。
また、カメラ本体のサイズもコンパクトなものが多く使いやすいです。
画質についてはピンキリですが、APS-Cサイズ機の上位機種であれば、フルサイズ機にも劣らない高画質な写真を撮影することができます。
そしてフルサイズとの違いは、センサーサイズが違うため同じレンズを使っていても少しだけ焦点距離が伸びるという点です。
キャノンのAPS-Cサイズ機では1.6倍焦点距離が長くなります。
100mmのレンズであれば、160mmの焦点距離で撮影できると思っていただければ大丈夫です。
APS-Cサイズ機は望遠側で非常に強いです。カメラ本体に最初から1.6倍の高性能なエクステンダーが付いていると考えて頂けるといいと思います。
そのため、安価に超望遠の撮影をすることできます。
また、APS-Cサイズ機はレンズの選択肢が豊富です。フルサイズ機と違い、フルサイズ機対応のレンズでも、APS-Cサイズ機で使うことができます。
そのため、APS-Cサイズ機は野鳥撮影やスポーツ撮影などの望遠撮影をメインでしたい方、出来るだけ価格を抑えてリーズナブルな一眼レフカメラが欲しい方におすすめです。
デメリット
1番のデメリットは広角側の撮影に弱いという点です。
無条件に焦点距離が1.6倍になってしまいます。
現行の超広角レンズですと大体広角端が10mm程度です。フルサイズ機であれば10mmの撮影をすることが出来ますが、APS-Cサイズ機ですと16mmの画角になってしまい、焦点距離10mmの写真を撮影することが出来ません。
フルサイズ機に比べると画質は劣ってしまいます。こちらについては予算との兼ね合いになってきます。
一眼レフ初心者APS-Cサイズがおすすめ
両者の特徴について説明してきましたが、結論としては、初心者であればAPS-Cサイズ機を購入するのがオススメです。
これから一眼レフを始めるにあたって、いきなり高額なカメラを買うよりは、まずAPS-Cサイズ機で初めて見るのがいいと思います。
APS-Cサイズ機から入っても、フルサイズ対応のレンズを購入しておけば、後々カメラ本体を買い換えるだけで、フルサイズ機に乗り換えることも可能です。
まずは、リーズナブルで手軽に始められるAPS-Cサイズ機から購入してみてはいかがでしょうか。
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