ビオトープ管理士に合格するための試験内容・勉強方法・問題集を紹介

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みなさん、ビオトープ管理士という資格をご存知ですか?

ビオトープ管理士は、生物の生息地の維持管理や設計をしたり、生態系の保全をしていくための資格です。

まだまだマイナーな資格ではありますが、近年ようやく注目され始めています。
これから建設業や造園業などにおいて有用な資格になってくると思います。

そこで本記事では、ビオトープ管理士の試験内容・難易度・勉強方法・問題集などについて紹介していきたいと思います。

 

 

ビオトープ管理士について

そもそもビオトープって何?

ビオトープもしくはバイオトープは英語でBiotopeと書きます。
語源はギリシア語からの造語(bio(命) + topos(場所))からきています。

ビオトープは生物群集の生息空間を示す言葉です。
日本語に訳すと、生物生息空間という意味になります。

これではよくわからないですよね。
簡単にかみ砕いてしまうと、生態系という言葉に近い意味になります。

また、これから転じて、生物が住みやすい環境に改変するという意味も持っています。

日本でも近年、注目を浴びてきている言葉です。
人工的に作られた河川なども、できるだけ生物がすみやすいように環境を変えてビオトープ公園という形で管理されている場所も見受けられるようになりました。

そんな中、ビオトープ、生物環境の保全のを推進させるために作られた資格が、ビオトープ管理士です。

 

ビオトープ管理士とは?

ビオトープ管理士は、自然生態系・生物生息環境の計画・設計・維持管理をするための資格です。

日本生態系協会が資格認定を行っています。

環境省の入札参加資格審査申請における有資格者に指定されていたり、国土交通省などの各地の行政機関での入札要件になっていたりと、徐々に重要な資格となりつつあります。

ビオトープ管理士には、大きく分けて二つの部門があります。

まちづくりや地域づくりの視点から自然生態系の再生・保全を行うビオトープ計画管理士と、設計施工の現場により近い視点から自然生態系の再生・保全を行うビオトープ施工管理士です。

それぞれ1級と2級が設けられています。

2級については誰でも受けることができますが、1級には受験資格があります。

下記の条件のいずれか一つを満たしていれば受験することができます。

  1. 四年制大学を卒業後、通算で満7年以上の実務の経験年数を有する。
  2. 大学院を卒業後、通算で満5年以上の実務の経験年数を有する。
  3. 短期大学、専門学校、高等専門学校のいずれかを卒業後、通算で満9年以上の実務の経験
    年数を有する。
  4. 高等学校を卒業後、通算で満11年以上の実務の経験年数を有する。
  5. 技術士(建設、農業、森林、水産、環境の5部門に限る)、1級土木施工管理技士、1級造園施
    工管理技士のいずれかの資格を取得後、通算で満4年以上の実務の経験年数を有する。
  6. 2級ビオトープ計画管理士、2級ビオトープ施工管理士、2級土木施工管理技士、2級造園施
    工管理技士のいずれかの資格を取得後、通算で満7年以上の実務の経験年数を有する。
  7. 上の学歴・資格によらない場合で、通算で満14年以上の実務の経験年数を有する。

 

ビオトープ管理士の試験内容

1級の試験内容

1級には、筆記試験と口述試験があります。

筆記試験の内容は、共通科目(生態学、ビオトープ論、環境関連法)と専門科目(計画部門または施工部門)からなります。

 

2級の試験内容

2級は口述試験はなく、筆記試験のみになります。

試験の内容は1級と同じ内容の、共通科目(生態学、ビオトープ論、環境関連法)と専門科目(計画部門または施工部門)に加え小論文が一題出題されます。

 

難易度

1級の難易度は結構高いです。
合格率は毎年3割程度です。

しっかりと時間をかけて勉強しないとまず受かりません。
過去問題集を中心にしっかりと対策しておきましょう。

 

2級に関しては比較的易しいレベルです。
合格率は5割以上ですので、1級に比べると大分易しいです。

文系か理系かによってもだいぶ変わってくるかと思いますが、環境関連法に関する問題が特に難しいです。

高校卒業ぐらいの生物学の知識で過去問対策をしっかりしておけばほぼ間違いなく合格できます。

 

ビオトープ管理士試験の勉強方法

ビオトープ管理士の試験は1級、2級ともに各科目でそれぞれ6割以上正解しないと合格できません。
不得意の科目があってもそれをほかの科目で補うことはできませんので、まんべんなく勉強する必要があります。

どちらかと言えば、浅く広く勉強しておくほうがおすすめです。

筆記試験は環境関連法と専門科目(計画部門または施工部門)が難易度が高めとなっています。
小論文は毎年似たような問題が出題される傾向が高いです。

まずは、数年間分の過去問に対して模範解答を作成しておくのがおすすめです。
いざ試験が始まるとあまり時間に余裕はないので、ゆっくり考えてる暇はありません。

ある程度回答を用意しておいてサクッと書き出せるようにしておきましょう。

 

ビオトープ管理士試験の過去問題集

ビオトープ管理士には、対策用の参考書などがほとんどありません。
なので、基本は公式のテキストをみっちりとやり込んでおく必要があります。

 

 

とはいえ、さすがに公式テキストだけやっていれば受かるというものではありません。
公式テキストをやり込んだ後に参考書に目を通しておけばこれ以上の対策はありません!
そこで続いて、参考になる書籍を紹介していきたいと思います。

ビオトープ管理士の参考書

これらの書籍は、ビオトープ管理士の参考図書として公式ホームページでも紹介されています。
ビオトープ管理士の問題は基本的にこれらの書籍を参考に作られています。

これらの参考書の内容をすべて把握し理解することができていれば満点を取れるようにできています。

そのため、ひと通り読んで勉強しておくとよいです。

 

確実に合格したい方は、これらの参考書を購入して勉強を進めていくのがおすすめです。

問題集だけでなく、専門の参考書も読んでおくことで、試験だけの付け焼き刃の知識ではなく、実際の仕事の場面でも役に立つ有益な知識も身に付けていくことができます。

 

ビオトープ管理士が活かせる仕事

ビオトープ管理士が活かせる仕事は主に造園業と建設コンサルタントになります。

ビオトープの設計・計画・施工などを事業としてやっている会社であれば、ビオトープ管理士の資格は大変重宝されます。

官公庁の仕事を受注するためにビオトープ管理士がないと受注できない仕事もあります。

 

ビオトープ管理士は就職に有利

ビオトープ管理士の資格は建設コンサルタントや造園の仕事において重宝される資格です。

これからビオトープの設計や維持管理に関わっていきたいと思っている方は、是非就職活動前にビオトープ管理士2級を取得しておくことをおすすめします。

2級であれば誰でも受験することが可能ですので、頑張って勉強して取得を目指してください。

 

ビオトープ管理士と併せて取っておきたい資格

また、ビオトープ管理士と併せて取っておきたいおすすめの資格があります。
それは技術士(建設)です。

技術士は国家資格で、ビオトープ関連の業務においても必要な資格となっています。
技術士になるためにはまず、技術士補を取得する必要があります。

技術士については下記の記事で紹介していますのでご覧ください↓
[関連記事]技術士補(技術士一次試験)に実際に合格した私が教える勉強方法とおすすめ問題集

 

その他生物系の資格としては、生物分類技能検定や樹木医などもおすすめの資格です。
これらについても興味があれば受験してみるのがおすすめです。

[関連記事]生物分類技能検定2級に合格した私が教える勉強方法
[関連記事]樹木医試験の勉強方法と、樹木医の仕事を徹底紹介!!

それでは、公式テキストを主軸にしっかり勉強をし、ビオトープ管理士の取得に向けて頑張ってください。

 

 

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